タスク管理で「畳み人」になる。
こんなツイートをしました。
すごい分かります。
— 小鳥遊@発達障害を「仕事のすすめかた」でカバーしてはたらく会社員 (@nasiken) 2021年5月19日
「広げ人」「畳み人」という考え方があって、"拡散思考"は前者ですね。このギャップがあればあるほど、一人ではなかなかうまくいかない。 https://t.co/N4HsElLFYf
タスク管理が染み付いてくると、「広げ人」も畳めるようになる気がします(私がそうでした)
— 小鳥遊@発達障害を「仕事のすすめかた」でカバーしてはたらく会社員 (@nasiken) 2021年5月19日
むしろ、際限なく広げる人に対して「畳めるのだろうか?」と心配になって畳もうとするようになりました(これはこれで極端過ぎて良くないかもしれません)
私、以前は広げ人、つまり拡散思考の持ち主(少なくとも、話が端的にまとめられなかったり、うまく収束できなかったり)だったんですね。以前の私は「実践できるように落とし込む」のが苦手でした。思考が拡散するばかりで、ちっとも具体的なタスクに落とし込めない。
でも、驚くべきことに今ではむしろ畳み人的な要素が圧倒的に強いんです。ツイートにもあるように、あるアイディアがあればすぐさま「それは実行可能か」「実行可能であれば、どのように具体的なタスクに落とし込むのか」を考え始める習慣がつきました。
物事を進める力が強い人の特徴の一つとして、抽象的なアイディアを具体的なタスクに分解できる、つまり「広げたものを畳められる」が挙げられると思います。この特徴は生来備わっているもので努力で得られないと考える人は多いんじゃないでしょうか。
私の経験からすると、トレーニング次第で得られるものだと言えます。
そのトレーニングは、ただひたすら「目的の明確化」「目的を達成するための具体的な行動の明確化」を繰り返すことです。これは、タスク管理メソッド”GTD"の5つのステップの2つ目「見極め」そのものです。
F太さんとの共著「要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑」のあとがきで、私はこんなことを書いています。
そしてわかったこと。
「仕事の要領」の実体はノウハウでしかなく、天賦の才ではないということです。練習すれば身につきます。実際、ADHD 特性のある私でも要領を「つくる」ことができました。
だから「抜け漏れが多い」「先送りグセがある」「マルチタスクが苦手」でも、ノウハウを習得すれば「優秀なあの人」と少なくとも同じ土俵に立つことはできる。そう私は信じています。
ということで、拡散思考が強かった私(というより、思考が拡散してしまってもそれを畳むことができなかった私)でも、後天的なトレーニングによって畳み人の要素を身に付けられたということ、 そのトレーニングとは日々のタスク管理の実践であったことは、声を大にして言いたいと思います。