「自分は要領が良くないのではないか」と思っている人は、すでに一歩前進している
自分に失望している方へ
慰めで言っているのではありません。私は本当にそう思っています。自分の要領にほとほと失望させられたり、不器用で生きづらさを感じているとき、すでに進歩・改善を始めています。闇が深ければ深いほど暁は近いということです。
そんなこと言われても、自分には明るい未来が想像できない、今自分がやっている仕事で忘れ物やうっかりミスなどで完全に自信を失い、成長なんて夢のまた夢だという感じですよね。しかし、自分にがっかりしている時点で少しずつ自分が分かってきているわけで、その後には自己受容、そこを起点としての成長が待っています。
成長できないタイプ
逆に成長できないのはどういうタイプか。参考になるこんな記事があります。
「今動いているんだからいいんじゃないか」「今大して必要性を感じない」と言う人たちです。それならそれで良いと思います。要は、現時点ではその人たちの足元に及ばない人も方法や考え方1つで立場が逆転することがあるということです。
スキルアップは、身長を伸ばすことではない
成長するためにはどうしたら良いのか。方法は色々ありますが、私も含め発達障害のような特徴を持っている場合は、それが案外狭い。自己啓発書を読んでも、ビジネススキルのセミナーを受けにいっても、あまり吸収できた自覚がありませんでした。
その時の私の意識は、自分自身を改良してスーパーな自分になろうとしていました。しかし、そうではなく、できない自分を認めて、その上で何ができるのかを考えていくのが良いのではないかと、最近は感じています。棚の上の物を取るためには身長を伸ばそうと牛乳を飲むのではなく、台の上に乗れば良いだけの話です。私は、一生懸命牛乳を飲んでいました。
自分の外にある仕組みで弱点を克服する
その台となるのが、私にとってはタスク管理でした。短期記憶が苦手なら覚えようとせずに外部へ記録すれば良い。仕事の段取りが組めず複数の仕事を前に混乱してしまうのであれば、それぞれの仕事とその段取りを見える可すれば良い。仕事をする上で自信が持てないのであれば、自分のやってきたことを成功体験の証として見返せるようにして自信を付けられるようにすれば良い。自分が頑張って能力を高めようとするのではなく、成果を出せるような仕組みを作る。これが無理なく成長でき、自信を持って仕事ができるようになる近道ではないかと思います。
タスク管理はお手軽な弱点克服法
私は、仕事のやり方を変えるだけで成果をあげることができたという体験から、タスク管理を実践することをお勧めしています。およそ解説されている仕事の手順をなぞれば実践できますし、そのための元手も時間もそうかかりません。しかもその重要性に気が付いている人が多くないので、容易に自信の源となります。それどころか、今後はより多くの仕事を短時間でこなす必要が出てくる時代に突入するので、いずれタスク管理スキルは必須となると思われますので、先取りしてやってしまいましょう!
自分の要領について?マークが付き始めたり自分の限界を感じている人は、その弱点克服に躍起になります。その力をタスク管理へ向ければ、一歩先へ行くことができるのではないかと思います。