「ちょっと何言ってるか分からない」は、仕事をうまく行かせるキーセンテンス
最近、連ツイ(連続ツイート)が性に合っていることが分かり、気が付けば最近のブログ記事更新は連ツイ始まりばかりになっております。
今回はこんな連ツイをしてみました。
GTDの5つのフローのうち2つ目の「見極め」。これは、タスクの目的を明確にするという過程です。
— 小鳥遊7/14イベント (@nasiken) 2018年6月19日
言うは易し、行うは難し。目的を明確にするのは、そもそも難しいんですよね。
私は「事務職」で「ヒラ」だからこそ、実務的な表現で済んでいます。「〇〇の資料を作成」「◆◆を発注」のように。↓
ただ、ここで思考停止してしまってはもったいない。この「分からん」を大事にするのが良いのではないかと思います。
— 小鳥遊7/14イベント (@nasiken) 2018年6月19日
高尚で抽象的な表現の理解力に乏しい(とされる) ASD的な特性を自分は持っていると私は感じています。↓
言い換えれば、批判的な思考が自然と出てくる、ということになります。そうでもしないと「資料」のイメージがつきません。A社の担当者を怒らせない程度に収めなければいけないという配慮も必要ですが。↓
— 小鳥遊7/14イベント (@nasiken) 2018年6月19日
抽象的な、分かっているか分かっていないかわからないことをそのままにしておけない特性はある意味弱みですが、ここでは強みになりますね。
— 小鳥遊7/14イベント (@nasiken) 2018年6月19日
今私が読んでいるこの本の中で、「仕事の目的を把握するための3つの方法」の1つ目として紹介されているのが「10個の疑問を洗い出してみる」です。
上司からの説明を受けて、「分かった!」と思って仕事に取り掛かっても、やってみると全然うまく進まない……。上司に聞いてみて解決したように見えても、また新たな疑問が出てきて手が止まる……。
(中略)
こうした事態を解決するにはどうしたらいいか。
よくある話ですね。著者から見た優秀な人の方策は「とにかく疑問を持ち、頭を回転させてみること」に注力していたのだそうです。それを誰でもできるように噛み砕いた結果が「10個の疑問を洗い出す」ということになります。
奇しくも、この方策によってタスク管理手法"GTD"の第2フロー「見極め」の中の「目的を明確にする」がやりやすくなるのです。
そして、疑問を持つための近道は、対象に対する違和感を持つこと、分からないというモヤモヤを感じることです。普通はそのセンサーが働きづらいから「10個の疑問」というテーマをわざわざ設定していると考えられます。
ただ、具体的な表現を好む傾向のある特性を持つ人は、そもそもセンサーが備わっているので、逆に大した苦労はせずに疑問の洗い出しができるのではないかと私は思っています。
こうなると、「ちょっと何言ってるか分からない」傾向は弱点ではなく強みになると考えても差し支えないのではないでしょうか。
上司や仕事の依頼主に対して、「これ、よく分からないんですけど、もう少し具体的に説明してもらえませんか?」と聞く。それにより、仕事の目的の新たな側面が判明する。私はその実効性を幾度となく経験してきました。
ASDであれ何であれ、仕事の目的を把握するために臆することなく「ちょっと何言ってるか分からない」を繰り出していくと、より道は拓けるかもしれません。