GTD、「把握」と「見極め」の間。
こちらの記事を拝読しました。
私は気になった。本棚が散らかっていることが気になった。
「気になること」を入れるinboxには、当然「本棚が散らかっているのが気になる」と書き込むべきだろう。
もちろんこれは、タスクではない。
(中略)
そもそもどのように対処するのかは、「考え」なくてはいけない。
大事なことに気付かされた気がします。GTDの5つのステップ「把握」について、私はきちんと理解していないのではないかと思ったのです。
GTDの「把握」は、GTD本「ストレスフリーの整理術」には、「頭の中にあるやりかけの仕事を書き出そう」という呼びかけによって表現されています。そして、当然のように「それでは、『把握』したことについて、その目的と次にとるべき具体的な行動を明確にしよう」と続きます。
これ、本当に続けていいのか?
そんな疑問が、この倉下さんの記事でムクムクと頭をもたげました。
そもそも、私はGTDはほぼ仕事でのみ使います。倉下さんの記事のとおり、仕事はタスクっぽい形で自分のところに降ってきます。なので、「把握」から「見極め」そして「整理」へと、割と速く進みます。
ところが、GTDの想定する「把握」ステップは「頭の中の気がかりなことを書き出す」といった性質が大きいので、タスクの形をしていないことが多いです。「なんか、メール関係でモヤモヤする……」ということからの「把握」、つまり書き出す言葉は、おそらく「メール」ですね。そこから「先週きていた父親からのメールに返信する」というタスク名にたどり着く(見極め)には、システマチックにいかないことが多いでしょう。
仮に仕事の場であったとしたら、把握と見極めの間に高いハードルが立つことが多いと思います。「なんかモヤモヤしていることで、タスク化していないもの」は、おそらく締切が過ぎているか、直視したくないで放置しているものである可能性が高いです。
このタスク化にじっくり取り組むために、多くのタスク管理猛者たちは、内省をして「週次レビュー」を行うのかもしれません。ただし、上記のような「締切が過ぎている」「直視したくない」といった業務上のタスクを洗い出すためには、土曜日の午後2時間たっぷり使って……といった優雅なプロセスを経ることは難しいことが多いでしょう。
「直視したくないことをタスク化するためには、こうすれば大丈夫!」というノウハウは、私にはありません。やれることといったら、直視したくないという感情を持たないで仕事に取り組む、ある種悟りの境地に達する必要があるのかもしれません。
1つ、自分だけかもしれませんが、面倒くさそうなモヤモヤを言語化してタスクとして書き出すために有効だと思っていることがあります。それは、「直視するのは嫌だが、直視できずに放置し続けるともっと面倒くさいことになる」という感覚を持つことです。
人間は、メリットを得るよりもデメリットを避けたがる傾向があるそうです。その性質を意識しないでも、「タスクを書き出さなかったら、自分は終わりだ!」と心底思っているので、把握と見極めの間を飛び越えられているのだと思います。
もし、自分も「もうこれ以上失敗できない」「後が無い」といった感覚をお持ちの方、それは自分を助けてくれます。ツールなどを利用しながら、GTDのフローを回せるのであれば、人よりも先んじて、「把握」したタスクを「見極め」られると思います。
障害者就労移行支援事業所に、本家GTDマスタートレーナーがやってくる!
私が毎週講座を受け持っている、障害者就労移行支援事業所「EXP立川」の下記ツイートをご覧ください。
明後日、EXP立川にて
— EXP立川 (@exp_ship) 2019年5月22日
GTD JAPANのDavid Allen Company 公認マスタートレーナー近藤氏による『GTD講座』を開催!@nasiken 小鳥遊さん@Evaccaneer ひばちさん
もオブザーバー参加します!
障害者就労×タスク管理
就労支援の新たな未来につながる期待と予感がとまらない…https://t.co/0Yhw0HFhj6
「就労支援の新たな未来につながる期待と予感がとまらない」
全くです!
世の就労移行支援事業所では、それぞれが懸命に努力をしています。事業所により差別化を図って、より多様な人材を世に送り出す取り組みも見られます。
その中でも「タスク管理」「GTD」に注目して利用者さんに習得するプログラムを始めたEXP立川とその運営法人である社会福祉法人SHIPの英断には、喝采を禁じ得ません。
さらに傑作なのは、タスク管理やGTDの知識や考え方が利用者さんたちにかなり浸透してきていること。先日もGTDについての話を始める前に、導入として「たしかGTDには大事なステップがいくつかありましたよね?なんでしたっけ?」と問いかけると、GTD5つのステップ全部の答えが当然のように返ってきました。企業の社員相手の研修でもこんなことはないのに、障害者就労移行支援事業所でこんなことが起こるのは、凄いと思いませんか。
就労移行支援でGTDというタスク管理手法についてのプログラムを行うのは、差別化を図るためだけではありません。むしろ差別化は結果論です。まずは仕事を行うに際しての基本的な考え方・姿勢だからであり、利用者さんたちの就労に役立つという信念があるからです。
そして、このタイミングでGTDマスタートレーナーであるGTD japanの近藤さんによる満を持しての講座です。突き抜けてます。痛快の極みです。企業研修でもなかなかお目にかかれない贅沢なプログラムです!
就労支援は、支援対象は「就労」です。就労には色々な形があります。パソコンスキルを習得しても、ほぼ屋外作業の仕事に就いたとしたら意味がありません。手芸を作るスキルが上がっても、事務職では生かせません(それらのスキルを習得すること自体は有用だと思います)。
では、就労するにあたって、どのような支援が良いのか。それは、どんな仕事にも共通する「仕事の進め方」、つまりタスク管理ではないか、というのが私の考えです。同時に、それを理解して講座を持たせてもらっているEXP立川の考え方でもあります。
「GTDはこういうものですよ」という上澄みだけをさらりと説明するのではなく、ガチで理解と実践を繰り返しています。
- GTDの全般的な理解を深めて、ツールに入力する
- とにかくタスクを書き出す「把握」ステップを一日中やる
- 「見極め」「整理」ステップの意義をじっくり説明して、事例を出してひたすら見極めて整理するのを繰り返す
- 共通のツールとしてタスクペディアを使い、一日中事例を出してはタスクを入力してコツを学ぶ
- 入力したタスクの内容を元に、仕事場でのコミュニケーションをよりやりやすくする方法を知る
ガチですよね。だからこそ、上に挙げたような「利用者がGTDの5つのステップをそらんじる」みたいなことが起こります。タスク管理のことを伝えたくてしょうがない私としては、楽しさしかありません!
さらに、私がいない月曜日から木曜日の間でもタスク管理の手法に基づいた講座を、スタッフさんがしてくれています。
同じような考え方をしている事業所は、そう多くないのではないかと思います。また、その必要性を感じながらも、タスク管理界隈があまりにニッチなので事情に明るい人が見つからないというのもネックかもしれません。私の周りにはゴロゴロいるんですけどね。
そんな中、EXP立川の取り組みは、非常に意義あるものだと確信しています。願わくば、この流れがここからもっと大きくなりますよう!
仕事の整理「タスク管理」は、物の整理につながっていく。
胸を張って書けるようなことではありませんが、私は物の整理整頓が非常に苦手です。先日整理整頓が苦手な人の真理をひとつ発見しました。
「整理整頓」は、要らない物を捨てて(整理)、残った物を必要なときに取り出せるように配置する(整頓)だそうですが、私にとっての整理整頓は「移動」でした。これが「整理整頓が苦手な人の真理」のひとつです。
例えば、朝出かける前、ベッドの上に書類をバサッと置いたとします。帰宅したら、ベッドの上の書類を横の棚の上に置きます。棚の上には、すでにパソコンが置かれ、その上に畳んである服が積まれて、その上にベッドの上から移動してきた書類をそっと乗せるのです。
また、4,5日前に買ってきて部屋で飲んだ紙パックのオレンジジュースは、部屋の各所を移動した挙句、昨夜やっと台所に持っていって洗ってゴミ箱に捨てることができました。
これが分かる人は、私と同じ「整理整頓できない勢」ですね。仲良くなれそうな気がします。
ところが、これが会社では正反対になります。整理整頓をきっちりやっています。自分のデスク上は必要最低限の物しか置いておらず、社内の席替えは2分で終えることができます。また、社内共用の備品棚の整理をしたときには、自分ながら惚れ惚れするような整頓っぷりでした。
家と仕事場でここまで違うのはなぜか。
思い当たるのは、GTDによるタスク管理をガチでやっているかどうかです。もう本当に胸張って言えることではないのですが、会社の業務タスクは発生したらほぼ全てツールに入力しているのに対し、家での諸々はそこまで管理できていないのです。その違いが、物の整理具合に表れているのだと思います。
つまり、GTDの「整理」ステップができている度合いに比例して、対象のタスクが紐付いている物も現実に整理されるということです。
そこで、整理整頓できない勢にちょっとだけ言えることは、「整理整頓をきちんとしよう」と考えるのも良いですが、「仕事の整理としてタスク管理をやってみよう」と考えるのも一興かと。
ただ、漠然と「タスク管理をしよう」だとハードルが高すぎるので、タスクペディアを使ってGTDに沿ったタスク管理に触れるところからやってみるというのが、私が考える最適解です。
とかなんとか言っておきながら、部屋の物の整理をキチンとできていないのではないかと、もう一人の自分がチクチクやってきます。まずは、捨てられそうな物をまとめてゴミ箱に入れるところから始めたいと思います。
大前研一さんの考える「有能な人」の条件をGTD目線で読み解く。
この記事を読み、ある部分が強く目に飛び込んできました。
無能な人をクビにしない会社は、会社ごとつぶれていくと思います。
この部分を含む段落はこちらです。太字は私によるものです。
終身雇用なんて未だに信じている人がいるのは信じられません。JALがつぶれる時代です。銀行もおそらくほとんどつぶれると思います。終身雇用は戦後のある一時期だけ成り立った現象であり、無能な人をクビにしない会社は、会社ごとつぶれていくと思います。無能な経営者のもとで終身雇用なんて思っていたら、集団で滅亡するのを待つだけです
大前さんの考える有能の定義は何かと気になりました。早速、大前研一BOTなるツイッターアカウントのツイートを遡ってみました。
このようなツイートが目に入りました。
「目からうろこが落ちました」と言う人が多いが、何もやらない人が大半だと思う。うろこが落ちただけでは不十分だ。スケジュールを作り、アクションを起こし、その効果が出てきたかどうかを評価する。個人がコントロールできる唯一のものは時間配分だ。その時間配分を変えない限り、人生は変わらない。
— 大前研一 BOT (@ohmaebot) March 21, 2019
スケジュールを作り、アクションを起こし、その効果が出てきたかどうかを評価する。
何かをやれる人は、時間がないと言い訳をせず、実際に行動を起こす。そして、行動を起こした結果のフィードバックを常に次の行動に反映させ、行動を継続していく、といったことでしょうか。
やるべきこと、やりたいことを把握したら、すみやかに目的を明らかにして、手をつけやすいようにタスクをサブタスクへ分解する。サブタスクを実行したら、次のサブタスクを吟味して適宜進め方を変え、タスクの目的に向かっていく。
控えめにいってGTDですね。
続いてこちらのツイートも目に入りました。
何が正しいのか分からないという状態に平然と耐え、チャレンジした先にこそ答えがある。自分だけではなく、誰も答えが分からない物事に対して、自分で仮説を立てて立証していく「勇気」と「しつこさ」を持つ…。これが21世紀を勝ち残る上で、個人にも集団にも最も必要な能力だ。
— 大前研一 BOT (@ohmaebot) February 27, 2019
誰も答えが分からない物事に対して、自分で仮説を立てて立証していく
とりあえずタスクを設定し、目的を明らかにしてサブタスクを設定して実行していく。方向性が間違っていたら修正をしてサブタスクやタスクの目的自体を修正する。
これまたGTDに通ずるものがあります。
大前研一BOTは他にもたくさんツイートがあるので、GTDに沿う内容を持ってきただけです。とはいえ、上記のツイートだけでも「有能」の理由の一部が書かれていると思います。
結果、大前さんの発言に照らしても、GTDは我々自身のスキルアップや希少性を高めることに貢献することは間違いなさそうだと分かり満足しました。
自責と他責を行ったり来たりする振り子。
こんなツイートをしてみました。
これはなかなか分かってくれないのですが、自責傾向の強い人は、意図的に強く他責思考するのをお勧めします。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月13日
それでちょうどバランスが取れると思うんですが、殆どの人が渋い顔をします。
なので、これを読んだ自責強めの人は、心の中だけで「他責強めに」とそっと呟いて実行すると良いと思います。
自責と他責、どちらが良くてどちらが悪いのか。一般的には自責は善、他責は悪でしょう。しかし極端な自責は身をもち崩しかねません。評価は流動的だと私は考えます。
他責が過ぎると、自責の方向に修正するのが良いでしょうし、その逆もまたあります。どちらかに行き過ぎたら逆方向へ直したりと、振り子のように毎日自責と他責を揺れ動いてバランスをとっているような気がします。
自責したっきり戻ってこない人たち
ところが、このバランス感覚が圧倒的に足りない人たちがいます。自責側に振り切って戻らないのです。私もそうですが、そのような人たちは、かなり強く他責方向へ引っ張らないとニュートラルな位置に戻りません。つまり、自分を責めてばかりの毎日になってしまうのです。
なぜそうなるのでしょうか。私の経験から考えると、次のようなプロセスでした。
- (仕事などで)ミスを頻発する
- どんどん自信を失っていく
- 「自分が悪い」と常に考えるようになる
さらに、私はプライドだけは高かったので、ちょっとしたことでも「こんなはずはない!なんてことをしてしまったんだ!」と落ち込みの落差が激しかったのです。
そんなことも手伝ってか、怒られてばかりだと、なんでも自分が悪いとしておいた方が楽という思考になりました。ある種の思考停止ですね。また、「自分が悪いのですが…」と言っておけば、周囲からの怒られも少し和らぐので、逃避行為だったのかもしれません。
自責思考に留まり続ける理由、少なくとも私はこのようなものでした。
他責思考へ強く揺り戻す
その仕組みを知ってか知らずか、今私は安易に自責に持っていかれないための思考を自分に課すようになりました。と言っても大したことはしていません。役割分担と責任の所在を意識するだけのことです。しかしそれは自分にとっては大悪人になるのと同じくらいのことでした。
ここがあまり理解されないんですね。
- 自責が-100
- どちらでもないニュートラルな状態が+/-0
- 他責が+100
という数直線を思い浮かべてください。
「他責思考を取り入れよう」と言うと、+100の位置にいる完全な他責思考をイメージされることが多いかと思います。
しかし、私が伝えたいのは「-100の位置にいる人は、+100して0の位置になろう」ということです。+の方向に100の力を加えたとしても、もともと-100の位置にいた人は0になるだけです。
言い換えると、自責が過ぎる人は、少し無理して他責思考をするようにしてバランスを取ろうといったことでしょうか。
他責思考へ引っ張る方法
そこで、自分を他責の方向へ引っ張るにはどうしたら良いかという話になります。先に挙げた通り、役割分担と責任の所在を意識することです。これを頭の中だけでやろうとすると難しいので可視化します。
私の場合は、タスク管理支援ツールのボール持ちの概念がこの役割を果たしてくれました。
上は先日開催したイベントのスライドの一枚です。ツールの画面キャプチャの中でクリーム色の「当方」、赤色の「先方」というタグがあり、これが責任の所在の可視化です。
たったこれだけと思う人もいるかもしれませんが、私にとっては自責思考を脱する良いきっかけとなりました。
最後に
このやり方に慣れると、次第に他責領域に行きがちになってきます。これまた自責方向への揺り戻しが必要になります。そうやってあっちへ行ったり、こっちへ行ったりの繰り返しが健全な状態なのかもしれないと思っています。
第30回「自分は要領が良くない、と思い込んでいる人のための仕事術」開催しました!
昨日、こちらのイベントを無事開催終了いたしました!
お越しいただいた皆様、ありがとうございました!
深夜の連続RTご容赦を。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月19日
今回も大変暖かい参加者の皆様のおかげで、楽しくお話しすることができました。お一人ずつお礼を言いたいところですが、涙を飲んでこちらのツイートにて代えさせていただきます!#jyys
今回で30回を数えるこのイベント、毎回同じテーマでやっています。にもかかわらず、毎回たくさんの方々にお越しいただいています。
開催している私たちにとっては、とても嬉しいことです。「これは伝えねば!」と思っていることを「これは知りたい!」と思っている方に毎回届けられるのです。嬉しいです。
このことを少し高度を上げて俯瞰してみると、それだけサポートを必要とする人がいるという現状が浮かび上がるような気がします。
「それでいいのか?」と虚空に言い放って終わらせてしまうと、ただの評論家になってしまいます。タスク管理を知ることで自分の生きづらさを少しでも解消できる人を多くし、その裾野を広げるため、今後も私たちは鼻息荒くかつ粛々とこのイベントを続けていきたいと思います。
という話を、打ち上げで肉を食べながらジュージュー熱く語りました。
さて、毎回恒例の「勝手に質疑応答」企画。ツイートを全部載せます(ツイッターの #jyy_res で検索すれば出てきます)。ざっと見ていただき、何かのお役に立てばと思います。
それではどうぞ!
これは1日のうち1回でも更新できれば良いので、持ち歩ける必要はないかと思います。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年4月27日
その上で、都度必要なタスクの情報をメモ用紙かスマホなどの持ち歩き可能な物に転記する、というのはいかがでしょうか。
この記事は、もしかしたらヒントになるかもしれません。https://t.co/4vQ02dh5Xf
タスク管理は、仕事を進めやすくする方法論であるとともに、小さな成功体験を可視化して自己肯定感を高める効果もあります。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年4月28日
よろしければこちらの記事をご覧ください。https://t.co/UBhDt4WNo7
【勝手に質疑応答_003】
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年4月29日
決まった所にタスクをメモし完了したら消すことを継続しているが、メモを見ているのに見落としてしまう。
↓
「こんなタスクがありますよ」「今このタスクがやり時ですよ」と知らせてくれるリマインダーという存在があります。#jyys #jyys_reshttps://t.co/LGvYWQIlke
かなりの頻度でツールを見て、次に何をやるかもツールの内容から判断しています。相当ツールに依存しています。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年4月29日
通常は避けられがちな、ツールへの「依存」が逆に良いのではないかと思っています。https://t.co/VEUUy5r7XX
さらに、書き出すことで「分かっているようで実は分かっていなかったこと」を知ることができます。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年4月30日
これは実はミスの元なので、潰しておくに限ります。https://t.co/UZAR8Y2Ifu
やったことがなくても、とりあえず最初の一歩を踏み出してみると、先に進むことが多いです。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月1日
「とりあえず最初の一歩を踏み出せる」方法について、よろしければこちらの記事をご覧ください。https://t.co/v5wnfEy7bZ
【勝手に質疑応答_006】
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月2日
同時進行の業務が複数あると混乱して何からやればいいのか分からず頭が真っ白になってしまう。
↓
責任感が強ければ強いほど、全部すぐにやらなければいけない!と思ってショートするんですよね。。。#jyys #jyys_reshttps://t.co/LGvYWQZWIO
この論点での名著があります。その名もズバリ「Single Task」。より深く理解したいときは是非こちらをお読みください。https://t.co/UKfSA4GPnf
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月2日
マニャーナの法則というタスク管理手法に、タスク分解をやりやすくする考え方として「二等分法」というものがあります。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月5日
よろしければ、こちらの記事をご覧ください。https://t.co/iIz9hhc8LN
自分も仕事のボールを持ち続けてしまうタイプでした。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月6日
気持ち次第、ガンバリでできるようにするのではなく、そもそも細かく手順に分けて手離れをよくするのが、自分にとって良かったです。
この記事に関連する内容があるので、よろしければお読みください。https://t.co/qJYtxxnw18
【勝手に質疑応答_009】
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月7日
関係ない仕事が気になり集中できないことが多い。
↓
目の前の書類に目を通さなければいけないのに「ちょっとメールでも見てみようか」とメールを開いたりしますよね。。。#jyys #jyys_reshttps://t.co/LGvYWQIlke
こうして「タスクをこなせる自分」になっていくのではないかと思います。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月7日
"大きな「できない」を小さな「やれるかも」に分解して、目の前の「やれるかも」だけに取り組むようにする。するといつのまにか「できない」がクリアできている。"https://t.co/cykbWCoCGL
先延ばしにするのは思慮深さの証かもしれないと思って書いた記事があります。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月8日
先延ばししないように気を付けながらも、色々と考えをめぐらすことができる長所を自分は持っていると考えるのもありかと思います。https://t.co/cOOAiiHrS6
この方がそうだということではありませんが、「タスク管理」という響きから、つい自動的にタスクが完了されていくような気がしがちです。そこまでAIはまだ進んでいないので、全自動ツールはないんですね。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月9日
この記事で、そんな内容に触れています。よろしければ。https://t.co/azm44A5dEW
「これならやれる!」と思えるほど簡単な作業を1つのアクションと考えます。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月11日
「こんな小さな単位まで?」と思うくらい細かく分割するのがコツだと私は考えています。https://t.co/bBt5U8uNPL
【勝手に質疑応答_013】
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月12日
全部の仕事を早く終わらせたい気持ちが強くて、結果的に中途半端になってしまう。計画を立てて実行することがとにかく苦手で、先延ばししてしまう。
↓
一度手をつけると早く終わらせたい気持ちが抑えられなくなる経験、共感します。#jyys #jyys_reshttps://t.co/LGvYWQIlke
チョコチョコやろうかな、という気持ちになることが自分の場合は多いです。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月12日
早く終わらせたい!という気持ちを生かしつつ、各タスクを全体的に進められるような考え方ですが、よろしければ試してみてください。
例えば、
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月12日
・締切がある仕事は手順に分解し各手順に現実的な締切を設定
・それ以外の(締切がない)仕事は緩い締切を仮設定して空いた時間に進める
…という考え方でやるのはいかがでしょうか。
ちなみに私は締切がない仕事は「いつかできればいい」リストに入れて、実際はほとんどやらないです。
【勝手に質疑応答_015】
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月13日
電話対応や、突発的なトラブルなどに振り回されることが多くて困っている。
↓
私は会社の管理部門にいるので代表電話に出なければいけないのと、「何かあったときの管理部門」という役割なので突然の割込タスク多し、です。#jyys #jyys_reshttps://t.co/LGvYWQIlke
いわゆるセーブポイントに戻りやすくなります。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月13日
②は、これも細かいタスクに分解してそれぞれに締切を設定すれば、「今日しなくてもいいタスク」が分かり、空きの時間を作ることができます。その結果、気持ちにも余裕が出てきます。
【勝手に質疑応答_016】
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月13日
新しく引き受けた仕事が、マニュアルがないのに行程は複雑。その他もやることが多く50個以上が同時進行していて何とかしたいです。
↓
引き継ぎでマニュアルがないのはきついですね。他の業務をやりながらだとなおさらですね。#jyys #jyys_reshttps://t.co/LGvYWQIlke
また、50個もの大量なタスク群を相手にしても、その対処法は複数のシングルタスクを切り替えているだけで、何個も同時に実行できることはない、ということは覚えておいて損はないと思います。https://t.co/tQPrrgH28j
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月13日
自分の経験では、切羽詰まると途端にミスの確率が上がります。そこで、「ミスをしない」から「切羽詰まる状況を作らない」と考えます。精神的に余裕を持つためには、あれこれ頭の中に「やりかけの仕事」の記憶を溜めておかないことが大事です。https://t.co/R330zFcvS1
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月14日
【勝手に質疑応答_018】
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月14日
メールなどの返信をつい後回しにしてしまう。即返信ができない。
↓
なぜかメールを書く手が進まないこと、ありますね。書いては消しを繰り返したり、頭の中で色々と考えて手がつけられなかったりします。#jyys #jyys_reshttps://t.co/LGvYWQIlke
特に仕事上では、メールには必要以上に感情を入れ込まない方が良いと私は考えています。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月14日
この例に限らず、仕事が滞る原因として「余計なことをつい考え続けてしまう」のは大きいと思います。
・手離れをよくする
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月15日
・1つ1つ向き合う姿勢を徹底する
この2つで、たくさんの仕事を真正面から抱え込むのを避けられます。
こちらに手離れをよくするコツも含め、1つ1つ向き合うことでマルチタスク類似の動きができる方法を紹介しています。
よろしければご覧ください。https://t.co/7LQMXd72Yq
【勝手に質疑応答_020】
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月15日
新しい場、新しい仕事だと萎縮して物覚え・仕事さばきがとても悪くなり、人間関係も難しくなってしまう。
↓
萎縮しないために、次の2つが鍵だと思います。
・仕事のテンプレート化
・自己開示#jyys #jyys_reshttps://t.co/LGvYWQIlke
また、自己開示をすれば、萎縮することは少なくなります。特に、上の自分マニュアルを作りつつ「これができないのですが、教えてください」は、前向きでなおかつ自分の「できない」を開示しているので、良い人間関係をつくるきっかけになるのではないかと思います。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月15日
【勝手に質疑応答_021】
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月16日
新入社員への仕事の振り方と、そのような方々のための業務マニュアルの作り方を知りたい。
↓
人に仕事を振るときに大事だなと思うのは、まずその仕事の目的の共有だと思います。自分が振られるときは、まずそれが欲しいです。#jyys #jyys_reshttps://t.co/LGvYWQIlke
マニュアルは、体裁を気にせず自分がその仕事をやっている記録を手順として書き出すだけで十分です。https://t.co/zfObgxtlSY
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月16日
たとえば、抱え込んでいる仕事のうち一部でもいいので、「自分がやるべきことをやってもらう」ではなく「役割分担としてやってもらう」と考えてみることはできないでしょうか。https://t.co/YuzpGarCtx
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月16日
自分は、「書き出したことを読み上げるだけ」という形で報告ができるようにして、願望と現状を引き離せているような気がします。https://t.co/AfV9DvIm4I
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月17日
ひとまずメモに書き留めて作業に戻るときのそのメモのことです。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月17日
その作業が終わったら、パーキングロットでメモしたアイデアについて考えます。
まずは、自分のやるべきことに(できるだけ)集中する環境をつくるのを大事にすると良いと思います。
これは、分けられるべき「計画」と「実行」を同時にしてどっちつかずになっているからだと思います。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月17日
一歩先を計画し実行。そのまた一歩先を計画し……を繰り返すと、だんだんと見通しがついてくるという経験をした記事をよろしければご覧ください。https://t.co/N3XLraFOGJ
【勝手に質疑応答_026】
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月17日
上司に相談しても聞き返してはいけないと思い、よくわかってないのに「わかりました」と答えてしまう。
↓
聞き返すことは失礼じゃないかと思って遠慮してしまうんですよね。#jyys #jyys_reshttps://t.co/LGvYWQIlke
「分かりません」と答える代わりに「なるほど、、、つまり、こういうことですね?」と自分の理解内容を喋って理解できているか確認してもらうことをよくやっています。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月17日
こうすれば、少し聞き返しやすくなるかと思います。
仕事場の報連相に限って考えると、お勧めは「PREP法」+「喋り出しの一言」です。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月18日
こちらで詳しくご説明していますので、よろしければご覧ください。https://t.co/PK6kOXzhKh
定期的に時間を決めて取り組むという方法です。「毎日7:00〜7:30にやる」といった具合です。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月18日
こちらに詳しくご説明していますので、よろしければご覧ください。https://t.co/ch5pXiV4cN
分かっていただける方は多くないかもしれませんが、そのような悩みをお持ちの方には、あえて自分の価値基準通りに行動しない「悪者マインド」を身につけることを勧めています。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月18日
こちらの記事を是非お読みいただければと思います。https://t.co/B2LyCa5ZfP
①については、各タスクを手順に分解して最初に手をつける手順が書いてあれば、着手のハードルは下がります。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月18日
②については、元タスクを手順に分解すれば元やっていたタスクの手順へ戻りやすくなります。
どちらも、タスクを手順へ分解して可視化(書き出し)することが大事だと思います。
例えば、上司に確認を求めて返答をもらうという2つの手順を挟むだけでも良いです。確認してもらっている間に他のタスクを進められ、上司の目を通っているので手戻りも避けられます。https://t.co/YuzpGarCtx
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月19日
【勝手に質疑応答_032】
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月19日
あれこれ考えすぎず質問できるように自信を持ちたい。
↓
自分から質問して相手に「え?」と聞き返されたとき、相手のテンションが少しでも低かったりしたら「自分は間違ったこと言っているんじゃないか」と思ってしまいがちです。#jyys #jyys_reshttps://t.co/LGvYWQIlke
言語化して自信を持って話せるようになる、ということはこちらの記事に詳しく書いています。よろしければご覧ください。https://t.co/3xOHKTInJY
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月19日
段取りは、原因と結果を丁寧に繋げていくのが大事です。このスキルは鍛えることができると考えています。https://t.co/HAZ0yW3NOM
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月19日
おまけとして、相手の不機嫌対策。確かに焦りますよね…。不機嫌になるのは相手のせい、と考えてみるのは良いかもしれません。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月19日
【勝手に質疑応答_034】
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月19日
マニュアルはある程度分かっている人が書いているので、自分が分かっていないときはどうすれば良いのでしょうか。
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はじめて使う物のマニュアルの分からなさったらないですよね。私も未経験の仕事の引き継ぎを受けるときに、#jyys #jyys_reshttps://t.co/LGvYWQIlke
言い換えると「ふわっとした曖昧な表現へのアンテナを強くしておく」です。https://t.co/5yrX8aLeIj
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月19日
私は、全部に順位をつけないという工夫をしています。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月19日
具体的にはこちらの記事で詳しく書いてあるので、よろしければご覧ください。https://t.co/gaJ5Kebh8N
【勝手に質疑応答_036】
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月19日
自分はミスが多いと感じています。転職を考えているのですが、新しい仕事場で落ち着いてできるか心配です。
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経験上、ミスが多い自分をミスをしない自分に変えることはかなり難しいと思っています。#jyys #jyys_reshttps://t.co/LGvYWQIlke
その「仕事のやり方」を支えるツールについて、こんな記事を書きましたのでご参考になさってください。https://t.co/4vQ02dh5Xf
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年5月19日
こんなことをお話しします!5/19開催「自分は要領が良くない、と思い込んでいる人のための仕事術」
昨日、こんな記事を書きました。
昨日の記事に引き続き、今週末(5/19)に開催する「自分は要領が良くない、と思い込んでいる人のための仕事術」について書きます。
イベントでは、「大人の発達障害」の当事者で、仕事をこなすことに限界を感じていた私が、その仕事がうまくいかなかった状況を、仕事のやり方で打破したという話をいたします。
発達障害は概念が広く、特性も人によってさまざまなので、「小鳥遊さんの特性って?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
また、どうやって打破したのか興味を持っていただいても、ある程度イメージがつかないとお思いかもしれません。
そこをご説明したいと思います。
どんな特性を持っているの?
以下の画像にあるような特性を持っています。
一言でいうと「仕事の要領がよくない人」です。一昔前であれば「変わり者社員」で済んでいたと思います。しかし今は、その要領の良くなさとそこから発生するミス等が厳しく見られ、低評価を受けたり、人間関係が悪化する結果につながりかねません。
事実、周囲には迷惑をかけていました。それを助け合ってこその会社組織という考え方は正しいのですが、実際はなかなか……。
加えて、周囲はそんなに気にしなかったとしても本人が責任を重く感じすぎて、勝手に「自分は周囲に迷惑をかけてばかりのダメなやつだ…」と自滅してしまいました。
それらをどうやって打破したの?
そもそも上に挙げた特性は治るものではありません。よく「特徴」「個性」といわれたりする、先天的でずっと持ち続けるものです。風邪のように治る見込みはないので、諦めて一生付き合っていく必要があります。
そこで、「やり方」で自分の特性をカバーするしかないということになります。
①仕事が遅い
仕事が遅いのは「無駄な時間が多い」のが原因です。無駄な時間というと「物探し」「次何やるの?」だと考えています。私は、仕事に関する情報をなるべく散在させず、タスク管理支援ツールに一元化しています。また、すべての仕事に「つぎにやるべき作業」を併記するようにしているので、「次何やるの?」と考え込む時間はとても少ないです。
②先送りしてしまう
これから取り組む仕事をできるだけ「これなら一手間でやれる」と思うくらいまで小さい作業に分けることで、着手するハードルを下げることでカバーできます。
③忘れる
情報を一元管理しているので、そもそも覚える必要がないようにしています。
④自分のせいにする
「仕事のボール持ち」という話は、仕事をしていれば1回は聞いたことがあると思います。ボールが自分のところにあるか、他人が持っているかをツールに表示させることで、「この仕事は自分はボールを持っていない!」と考えられるようにしています。
⑤詰めが甘い
最後の一手二手をすることなく終わらせてしまうのが「詰めが甘い」という状態だと思います。あらかじめ最後までの手順を書き出しておくと、その心配はかなり減ります。
⑥集中し過ぎる
これについては、長所でもあるんですよね。強いていえば、1つの作業に没頭し過ぎて他の仕事のことをすっ飛ばしてしまわないように、自分が抱えている仕事を一覧できるような画面表示にしていることが、よい影響を与えているかと思います。
それって自分でもできるの?
できる!と私は思います。やり方さえ理解すれば、上記のことは誰でも実践できます。この方法は、とても効果のある仕事術として世界的に有名な「ゲッティング・シングス・ダン(Getting Things Done)」というものをベースにしています。世界的に広まっているということは、再現性が高いということです。
最後に
この記事の内容を含めて、私が「仕事のやり方」で復活できた経緯と仕組みをお話しします。さらに共同開催者のF太さんから、なぜそれが良いのかを説明してもらいます。以下はその一部です。
- やるべきことを書き出すと良い理由
- なぜ段取り(手順)へ書き下すのか
- 同じ手順を繰り返すメリット
- 仕事のボール持ちを意識する効果
- 締切を入れる意味
……などなど。
もし興味おありでしたら、よろしければ参加申し込みをいただければと思います。
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