整理整頓を改めて調べたら捗った話
私は整理整頓ができない子
小さい頃から親に「セイリセイトンしなさい!」と怒られておりました。
意図していないのに、いつの間にか自分の部屋に物が乱雑に置かれてあふれかえってしまうんですね。意図していないというところに、本格的なにおいを嗅ぎとっていただけるでしょうか(笑)
整理整頓って何?おいしいの?
整理整頓をするということを具体的に何をすれば良いかきちんと分かっている人にとっては理解不能な言葉でしょう。
「じゃあ、整理整頓すれば良いのじゃないか?」と思うだけ。
お言葉を返すようですが(笑)、整理整頓できない人(=私)は、まず具体的に何をすれば良いのかが分かっていないんです。
整理整頓の達人の様子をみていると、なんか物を移動させたりしているうちに、あれよあれよと言う間に部屋が綺麗になっていくんです。もう、魔法かと。
さらに、これは私だけかもしれませんが、整理整頓され綺麗になった状態をイメージできないんですね。だから、そのイメージ通りにするために何をすれば良いのかを逆算して考えていくこともできない。
ただ散らかった部屋の真ん中でポツンと座っているだけ、ということになっていました。
整理整頓が仕事になり調べてみる
社会人になり、会社員として働くようになってはじめて配属されたのが「総務」、つまり、会社の執務スペースの整理整頓を率先してやらなければいけない職種になってしまいました。
「そもそも、『整理整頓』って何だろう?」
と、辞書を引いてみたところ、これがターニングポイントになりました。
簡単に言うと、
整理:不要なものを捨てること
整頓:秩序立てて配置したり、並べ替えたりすること
ということが書かれていました。
特に驚いたのが「整理って捨てることなんだ!」ということ。
これ、5,6歳の子の話じゃないですよ。三十路過ぎの男の話です(笑)
これを知ってからというもの、総務にありがちな社内の荷物の整理といった仕事が舞い込んできたら「整理とは即ち捨てることと心得たり!」と、どんどん捨てていました。
捨てるとですね、物がなくなっていくんですよ!皆さんご存知でしたか?(笑)
たまに、監査役の大事にしている高い腕時計の保証書を捨てて青くなったりもしましたけど、整理はとにかく捨てることだと分かっただけで収穫でした。
その後、整頓という言葉の意味もきちんと分かって実行できるまで、さらに数年かかりましたが(笑)
整理整頓とはこういうこと
思えば、整理整頓を一つの行為として捉えていたんですね。
整理パート、整頓パートに分解し、まず捨てるという行為を実行して、その次に、同種のものを揃えて配置するという行為を行う。これはもう正にタスク管理手法に通じるものです。
GTDは整理整頓を推進する
GTDを始めて驚いたのは、自分の机の上が、それまでが嘘だったかのように綺麗になったことです。GTDの方法論が身につくと、実際の物の管理もちゃんとしてくるということなんですね。
ということで、現在の私のデスクは、社内で1,2を争うくらい物が少なくて綺麗です。
ただやっぱり本質は変わっていない(笑)
これはひとえにGTDのおかげであって、私そのものは散らかし大王であることは変わっていません。
GTDでタスク管理をしていないプライベートでは、油断するとすぐ物をあちこちに置きます。そしてそれを片付けずに長い間放置してしまいます。
してしまいます!なんて自信満々に言える内容じゃないですね。。。
まとめ
整理整頓を改めて調べると「捨て」てそれから「分ける」という2つの作業。とにかく捨てることから!
GTDできちんとタスクを管理していくと、自然と机の上も整理整頓されるようになった。
でも、自分の本質はなかなか変わりません。。。