ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

無駄な先送りをなくす方法

先送りのパターン

私が頻繁に経験していた「先送り」の悪い例は、「この仕事、なんかヤダ」という些細な気持ちから始まります。本当に些細なことなんですが、後で痛い目に遭うんですね。

 

「う~ん、嫌だなぁ~」と思って、しばしその仕事を目の前にして腕組み。

 

「よし、あとでやろう」と、机のトレイにファサッと置き、別のもっととっつきやすい仕事を始める。

 

これで私の駄目な先送りパターンは確定しました。この行動をすると、十中八九このファサッとトレイに置いた仕事は地雷化します。

 

ある問い合わせ業務

最近、やけに手が付けられない仕事がありました。締切が先だということもあり、最初の段取りにすら着手できないんですね。とある公的な機関に自社の名前を出さずに問い合わせをする、というものでした。

 

段取りを確認してみる

何日も手つかずにいたので、これはもっと細かい段取りに分解しきれていないのではないかと思い、再度その仕事の内容を吟味。すると、やはり事前にするべき段取りが隠れていたのです。

 

実は、その問い合わせの結果、もしかしたら資料のデータを私のメールアドレス宛に送ってきてくれる可能性があり、社名を言わずに問い合わせるため、会社のメールアドレスは教えられないという事情がありました。できれば、個人のメールアドレスも使いたくなかったため、新規のアドレスを作成してから問い合わせをする必要があったことに気が付きました。

  

隠れた段取りを見つけ出すことは大事

この仕事では結局そのメールアドレスは使いませんでしたが、ファーストタスク(1番目の段取り)の前の隠れた段取りを見つけ出すことや間に埋もれている段取りを見つけ出すことは、実は仕事の完成度、ミスの確率に直結することなのではないかと思いました。

 

手を付けやすくなり、無駄な先送りを減らす

何より、段取りをより具体的にイメージできることによって、着手しやすくなり、無駄な先送りを減らすという効果もあり、じわじわと迫りくる締切の不安がなくなります。精神的にも大変良い影響があります。手が付けられないな、と思ったら、隠れた段取りがないか探ってみることをお勧めします。