ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

「優先順位ってどうやって付けたらいいの?」(50歳・男性・元上司)

隣の元上司

私の隣でいつも私に笑いを提供してくれる、元上司がいます。以前も、

 

「ねぇ、小鳥遊くん。今日はなんだかあまり喋ってない気がするね。なんでかなぁ?」

「仕事してるからじゃないですか」

「あそっか!」

 

という会話をしたりしていました。そういうキャラクターの方です。

 

上から降ってくる仕事

そんな元上司は、私の上を離れて遊軍的立場で、つまり上から落ちてくるどこの部署のものともつかない仕事をやっつける何でも屋として、今頑張っています。なかなかの五月雨っぷりに困りながら、なんとかこなしています。このような立場はとても大変なんですよね。

 

質問

そんな元上司から「ねぇ小鳥遊くん、優先順位ってどうやってつけるの?」と質問がありました。社会人になって30年近くのビジネスマン、なかなか良い質問です。私はまるで後輩に教えるように丁寧に説明。

 

「締切と、それにかかる時間が基本ですね。」

「うんうん」

「それと、頼んできた相手の役職」

「おー、そっかぁ……うーん、一番偉い人が、同じくらいの重さの仕事を、同じくらいに早くやってくれって言ってきたらどうする?」

「それぞれいつまでに欲しいのか直接聞きますね」

「うーん……(注:多分聞きづらいんだと思われます)……それでも両方『なる早』って言ってきたら?」

「両方同時は難しいって言って、こっちで勝手に順位付けをしちゃいます。他の人に振るのを期待して。」

「なるほどね。でも、俺しか振れないとしたら?」

「そういう人員配置をするのが悪いので、当たり前のように自分がつけた優先順位の通りにやるだけです。」

「そっか。悪いのはお前だ!ってね!」

「まぁそうですね。『少数精鋭』とかいうのはこういうことだって分かってもらわないと。」

「おー、うん、そうだね。分かった。」

 

一見、元上司の方が抜けているように見えて、実はこんなことを嬉々として話す私の方が抜けているのですが、元上司は少し嬉しそうになったので良しとしました。