ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

自己肯定感はタスク管理で「勝手に上がっていく」もの

自信を持って!
以前、仕事が失敗続きで自分を責め続けて自信を完全に喪失したときがありました。そんな時に「くよくよしないで!さぁ自信を持って!」なんて言われたら「それで自信が湧いてきたら苦労しないよ…」と思ったことでしょう。そのときの自分にとっては、再び自信を取り戻すなんて天変地異でも起こらない限り無理だろうと思っていました。

 

しかし、宝くじに当たったかのようなそれが、実際に起こったんですね。しかも、偶然天賦の才が降ってきたとか、特別な石をあつらえた首飾りを身に付けるようになったら札束のお風呂の中で美女2人と戯れることができるようになったとか、そういったことではなく、再現可能で確実な方法によって自己肯定感を上げることができたと確信しています。

 

自信の根源
自信を持つということは、自分の判断を信頼できると言い換えることができると考えています。自分の判断を信頼できるからこそ、今自分のとっている行動が正しい(少なくとも間違ってはいない)と思うことができ、その安心感が自分を肯定できる精神的な余裕を生み出し、自信というものにつながるのだと思います。

『はじめてのGTD』が全世界の人々に提供したのは、自分が導き出した答えを信頼する方法だった。
(中略)
もちろん、現代社会においてはどんなに知識や情報を集めたところで、100%正しい判断を下すことはできない。(中略)私たちが本当に目指すべきなのは、それがどんな結果を生み出すにせよ、自分が下した決断を信頼できる状態になることである。
(デビッド・アレン「ストレスフリーの整理術 実践編」)

 

自分の行動を可視化する
GTDを実践した結果、自己肯定感、つまり自信を持つ、高めることがなぜできるのか。それは自分の判断に基づいて何らかの結果を出すことが可視化できるからだと実感しています。

 

以前、タスク管理上の失敗を聞かれたときがありました。その時にちょっと冗談めかして「失敗した記憶がない」と言いましたが、割と本気で思っています。思い通りの結果に結びつかなかった記録はあるのですが、それが未来永劫自分に反省を強いる烙印を押すものだとは思っていません。仮にその時点で思うような結果を得られなかったとしても、「これをしたらこういう結果を得た」という「信頼すべき記録」となります。

 

タスク管理を実践していけば自己肯定感は自然に高まる
そうして得られた記録を踏み台にして次の行動を変えていけば良いわけです。それがシステムとして用意されているのがタスク管理です。信頼できる足場を元に勧めていくシステムなので、続ければ続けるほど自分を肯定し自信を大きくさせていくことができます。これは精神論ではなく、具体的な仕事の進め方の話です。完全に自信を喪失していた私が、タスク管理をするようになってとても自信を持って仕事を進められるようになりました。これはすごいことだと常に実感しています。