ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

「目的の明確化」「段取りへの分解」のアプローチ「ナチュラルプランニングモデル」

ナチュラルプランニングモデル
2つ以上の段取りが必要なものを「プロジェクト」と言います。それをどのようにツールに落とし込むか。目的を見極めて、締め切りを設定し、段取りに分解する。そのアプローチをGTDナチュラルプランニングモデル」という方法で説明しています。

・目的と価値観を見極める
・結果をイメージする
ブレインストーミングする
・思考を整理する
・次に取るべき行動を判断する

最初に意図(目的)が生じ、それに対する考えと態度が各人の価値観に基づいて規定される。次に、その目的が達成されたときの状況がイメージされる。次いで、実現していないビジョンと現実のギャップのために生じるフラストレーションを取り除こうとして、実現に役立ちそうなアイデアを無意識のうちにどんどん思い浮かべる(ブレインストーミング)。そしてそれらのアイデアが、構成要素、順番、優先順位で並びかえられる(整理)。それによって、実際に何をしたらよいのかに意識が向かい(次に取るべき行動)、そのプロジェクトが実現に向かって動き始めるのだ。
(デビッド・アレン「ストレスフリーの整理術 実践編」)

 

 

「夕飯の支度」をナチュラルプランニングモデルで処理する
なんだか難しそうですね。例えば、「今日の夕飯の支度をする」という目的のプロジェクトが発生し「今晩はカレーにしよう」と考えたとします。

 

「カレーのもとを水に入れて温めて溶かす」「肉を切る」「人参を切る」「ジャガイモを切る」といったことが必要だなと思い浮かべます。そして、「まず最初にカレーのもとを水に入れて温めよう」「次に肉や野菜を切ろう」「最初に人参を入れて、後で肉とジャガイモを鍋に入れよう」「最後に冷凍したご飯をレンジで解凍して皿に盛り付けよう」と考えます。これがブレインストーミング整理になりますね。

 

では最初に何をするかというと、鍋に水を入れてカレーのもとを落とすところから始めるわけです。これが次に取るべき行動ですね。

 

※追記

この作り方、レトルトのカレーしか実は作ったことがない私の経験の無さが如実に表れてしまいました(笑)  炒めた肉と野菜を水を入れた鍋で煮てルーを入れるというやり方がいいという話をもらいました。

 

こんな風に、ナチュラルプランニングモデルというは誰でも無意識に取っている行動をあえて言葉で説明するとこうなる、というだけです。難しく考えなくてもよいものだと思います。ただ、この流れを意識すれば、タスクの「見極め」つまり、目的を明確にして具体的な行動の段取りをつけることの習慣化につながると考えます。