やるべきことを「すべて」書き出さなければいけないのか?
タスク管理手法”GTD"では、まず「やるべきことを全部集めよう」といっています。この「全部」という箇所で、抵抗感を覚える人は多いのではないかと思います。そんなに集められないよと考えること必定ですね。
私は、集めるのはすべてじゃなくてもいいと思います。 もちろん、全部集められるのであればそれに越したことはありません。ただ、それがネックになってGTD自体をしなくなってしまうのは、とてももったいないです。
では、集めるべきものとそうでないものはどう判別するのか。例えばこんなものはいかがでしょうか。
・手を付けたくないと第一印象で思ったもの
・なかなか進まないもの
・やりたくないとはっきり分かっているもの
つまり、実行するのにストレスを感じるものを中心に集めるのが良いということです。そもそもストレスなく実行できるものであれば、タスク管理など使わなくてもドンドン進むこともあったりしませんか。
ただ、「自分の課題がどんどん処理されていく感」が欲しいのであれば、容易に進む、やりたいタスクを入れては完了を繰り返すのも良いと考えます。完了数に比例して自己肯定感が上がります。
考えているだけでもワクワクするような、そして忘れても気にしないような物事に関しては、無理くりツールに入れ込む必要はないと思います。なぜなら、それが頭の中にあることは、良い影響を与えこそすれ、ストレス源には直接ならないからです。「すべて収集・把握する」というGTDの基本原則は大事ですが、カスタマイズするのもアリかと思います。