うつや障害を乗り越えた先にある強さ
先日イベントに参加いただいた方のツイートを読んで思ったことを連ツイしました。
転職活動をしていたとき、うつ病歴があるとまともな職に就けないくらいのことがまことしやかにささやかれていました。
— 小鳥遊7/14イベント (@nasiken) 2018年6月14日
確かに、いつ再発するか分からないし外からは判別しづらいから、会社がそのリスクを取るのは危険だという理屈は理解できます。↓
むしろ採用した方が良いのは、うつなんて知りませんガッハッハ系ではなく、しなる木系の人なのかもしれません。私が面接官なら、うつ病や抑うつ症状歴があったら、それに対してどう向き合っているか、どう克服あるいは共存しているか、どのような環境なら大丈夫か、が説明できれば、↓
— 小鳥遊7/14イベント (@nasiken) 2018年6月14日
そんなことがコーポレートサイトの採用ページに書いてある会社があったら相当イケてると思うんですが、どこかやりませんかね?
— 小鳥遊7/14イベント (@nasiken) 2018年6月14日
なお、イベントに参加いただいた方のツイートはこちら。
「うつ病をしたことがある」っていうとなんだか弱々しいイメージがあるけれど、私は前よりずっと強くなったと思っている。筋肉だって損傷、修復することでより強くたくましくなるしねー。え、こじつけに聞こえます?こじつけでもなんでも明るく生きていければなんでもいいじゃん(^^)
— ゆかさん (@yukasansanto) 2018年6月13日
本体ではなくアタッチメント
発達障害やその二次障害である抑うつ症状や適応障害を経験して思うのは、中身がすっかり入れ替わるほど変わるのは難しいということ。自分本体は生まれてから死ぬまで、その傾向はそんなに変わらないのではないかということです。背が高い低い、視力が良い悪い、目が大きい小さい、声が大きい小さい、などなど。
視力が悪ければ眼鏡をかける。背が低ければ台を使う。「眼鏡をかければ見られます」「台があれば上の荷物取れます」で問題ないですよね。
心の障害も、そんな風に考えていけたらいいのになと思います。
もちろん、うつの影響で動けませんといったレベルであれば働くより療養に専念すべきですが、
- 自分はこんな時にこんな症状が出る、こんな特性だ。
- それに対して、こんな対策を講じている。
- ついては、このような点だけ配慮してほしい。
これらが明確・具体的に説明できて、実践できるのであれば、むしろ尋常じゃない自己理解をしている立派な人材だと思うのです。
アタッチメントと書きました。自分自身を環境に適応できるための方策のことを指しています。眼鏡とか台という例を先に出しました。タスク管理は、発達障害のADHD・ASDの一部の方には、非常に効果のあるアタッチメントだと考えています。