ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

気が重いタスクに着手する方法

タスク管理のみならず、ライフハック、知的生産の分野(大雑把な表現すみません)で著作を出されている倉下忠憲(くらした・ただのり)さんのツイート。

 

やるべきことを全部書き出したら手が出せなくなる

「やるべきこと」や「やりたいこと」をすべて書き出したら気が重くなるから手がつけられずタスクが進まないのはまことに真実です。

 

GTDの「把握」ステップは、まさにやるべきこと・やりたいことをすべて書き出そうというものなので、書き出したはいいものの、膨大な項目を目の前にして「そんなたくさんのことできないじゃないか!」と思うのが普通ですね。GTD推しの私もそう思います。

 

消去法で残る解決策

では、どうしたら良いのか。倉下さんも書いている通り、解決策は以下2つに尽きます。

  1. やるべき/やりたいことの断捨離
  2. できることからやり始める

 

1.に関しては、GTDのステップで言えば、「見極め」ステップの「それはなにか」の段階で「ゴミ箱」あるいは「資料」行きにする数を多くすることが具体的な方法です。

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ただし、その判断をするために必要なものがあります。これが大変厄介なものです。「自分の方向性」「これからどうありたいか」「人生の目的」といった抽象的で壮大なテーマの自己分析に答えを見出していなければなりません。

 

そこまでできていないのがほとんどだと思います。そんなときは、とりあえず自分の意欲とか願望を排除して「やるべきこと」だけを実行する対象にするのをお勧めします。

 

やるべきことだらけになってツールが味気なくなりますが、割り切ってしまえばそのうち慣れます。

 

「できることからやり始める」という2.に関しては、「見極め」ステップの「次に取るべき具体的な行動」を明確にすること、それと「整理」ステップが関係します。

 

GTDの「整理」ステップで用意されている「次に取るべき具体的な行動リスト」に、自分でもあり得ないレベルに噛み砕かれ簡素化された行動を書きます。

 

「こんな些細なことを書くなんて……」と思って書いていないものが、実はタスクを実行するトリガーになったりします。メールを送るタスクであれば「相手先のメルアドを入力して未送信フォルダに入れる」といったレベルです。書き出さなかったとしても、その小さな行動に意識をフォーカスすることで、少しずつでもタスクを進捗させることができます。

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最後に

「ゴミ箱」「資料」へ入れる数を多くする。自分でもあり得ないレベルまで細かくする。この2つをやると、多くのやるべき/やりたいことの前に気が重くなる自分を、どうにかできるのではないでしょうか。