ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

「弱さ」は、失敗を成功へとアップデートする「強み」だ。

何を隠そう(隠していませんが)、私は革命のファンファーレを読み西野亮廣さんのファンになりました。この本にはとても大きな影響を受けました。この人のリアルタイムの行動と思考を知りたいと、西野さんのオンラインサロンにも入っています。 

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

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ちなみに、私が影響を受けた映画は「天空の城ラピュタ」、音楽は「ドラゴンクエスト」、そして本はこの「革命のファンファーレ」です。初めて触れたときから一貫して「好き」が変わりません。古典的名著とかクラシックの名曲でないですが、私にとってかけがえのない存在です。

 

閑話休題

 

西野さんが先日近畿大学の卒業式に呼ばれスピーチをしていました。その内容が素晴らしいものでした。

r25.jp

スピーチの一節を引用します。

失敗した瞬間に辞めてしまうから失敗が存在するわけで、失敗を受け入れて、過去をアップデートし、試行錯誤を繰り返して、成功に辿りついた時、あの日の失敗が必要であったことを僕らは知ります。

 

つまり、理論上、この世界に失敗なんて存在しないわけです。

 
まさにこの通りだと強く思います。

 

過去の出来事が現在と切り離されて「失敗」という評価で定まってしまうのであれば、私は失敗だらけの人生を歩んできていることになります。

 

大学受験には浪人。卒業後に挑戦した司法書士の資格試験にも合格できず諦めました。ようやっと入った会社も仕事がうまくいかず休職して退職。さらに同じことを次の会社でも繰り返す。

 

でも、浪人の経験は自分に粘り強く取り組むことの大事さを教えてくれました。

 

また、司法書士の資格は取れなかったものの、会社の法務として自力で会社の登記ができるようになり、事業で行う取引の契約に必要な民法の知識も勉強の賜物で役立っています。

 

そして、仕事がうまくいかず休職や退職をした出来事も、自分の弱みを受け入れるきっかけ、そしてタスク管理と出会うきっかけになり、これなしでは今の自分はあり得ないと言い切れるほど貴重な財産になりました。

 

先日、発達ハックコンテストというイベントに参加しました。 

hochebirne.hatenablog.com

 

その登壇者のお一人である鈴木悠平さんが、ご自身のnoteでこんなことを書いていました。

note.mu

これまでsoarで出会った人たちの物語を、インタビューやコラムというかたちで届けてきましたが、その中で感じるのは、障害や病気など、一見「弱さ」とみられるような属性から、大きな可能性が生まれていくということです。

 

「弱さ」を消そうとしたり押し隠したりするのではなく、ひとがひととしてより良く生きていくうえでのかけがえのない存在ととらえなおしてみる。弱さを携えていきていくことの、希望と可能性を探る旅に出たいと思います。

これもまた、まさに!です。

 

自分の「弱さ」をとらえなおして、試行錯誤しながら失敗を成功へアップデートしていく。

 

自分は、発達障害の特性という「弱さ」を押し隠すことなく、むしろ弱さがあったからこそタスク管理に出会うことができ、成功へとアップデートをしている最中です。

 

ここでいう成功とは、自分の個人的な「仕事がきちんとこなせるようになること」だけでなく、「自分と同じような特性に悩んでいる多くの人にタスク管理を知ってもらい、悩みを解消してもらうこと」です。

 

自分を成功へ導くために、どうすれば良いか。

 

ブログやSNSで情報発信し、イベントを主催し、就労移行支援事業所で講師となり、社会福祉法人と組んでタスク管理ツールを無料公開し、ウェブメディアで記事を書き、、、、それらすべてが楽しくて不満はありませんが、もっと突き抜けて「成功」したいとも思っています。

 

その意味では、試行錯誤中です。

 

共に活動してくれる方々に感謝し、成功への試行錯誤を楽しみつつ重ねていきたいと思います。願わくば、私と同じような特性を持つ人のロールモデルとなれるよう。