ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

記録は自分を助ける。

こんなツイートをしました。

 

私はタスクペディア原作者ですので、コアなユーザーの方は「え!?小鳥遊は一日をまるまるタスクペディアでタスク管理していないの?」とお思いかもしれません。

 

私はもともとタスク管理を仕事でのみやっていました。むしろプライペートでもそれなりにタスク管理し始めるようになってありがたい、という感じです。

 

私は、会社員としての仕事をどうにかするためにタスクペディアの原型を作り使い始めたので、タスクペディアは私と同じく会社員で働く方に比較的適しているかもしれません。

 

ただ、ユーザーさんによっては、私が想定していない使い方を編み出したりして、そういった使用例を目にするたびに「うわ……すごっ!」と驚いています。

 

タスク管理界隈で基本的でも、私がやっていないことがあります。週次レビューというものです。一週間の記録を振り返り、必要に応じてそのときの自分の気分や考えたことと合わせて、自分の考え方や行動基準などの軌道修正をするといったものです。

 

毎週1時間は、こうして自分と向き合う時間を取ると良いとされています。しかし、私はやっていません。確固たる信念があってやっていないのではなく、なんとなくただ習慣化できていないだけなので、もうこれは他のタスク管理実践者には胸を張って言えるようなことではありません(こうやってブログには書いていますが…)。

 

そんな私でも、日々のタスク管理で記録を残すことは大事だと思っていて、できるだけタスクペディアに入力するようにしています。その理由は非常に現実的なものです。

 

それは、自分がいつ何をしたかが分かることで、仕事がスムーズに進むことがよくあるからというものです。

 

今進めている仕事の進捗を尋ねられたときに、

  • どこまで進んでいて
  • 次は何をする予定で
  • スケジュール通りに終わるか

が即座に答えられると、そのやり取りだけで体感で1時間以上は得をしていると感じます。

 

記録が手元にまとまっていないと、「えーちょっと待ってください」とメールや書類をガサゴソやって、そうこうしているうちに割り込みタスクとして電話がかかってきたりします。いつのまにか小一時間は軽く経過します。それがタスクペディアを見れば一瞬で終わるのですから、タスク管理のご利益は相当なものだと思っています。

 

タスクペディアのみならず、タスク管理メソッド"GTD"をベースにした仕事の進め方は、一方で将来に向けての水先案内人の役割を果たしてくれるものです。

 

他方、タスク管理ツールに蓄積された私たちの行動の記録は、過去の振り返りを容易にしてくれて、随所で助けてくれる大事な存在になります。これはGTDでは想定していません。

 

まずはツールに入力してから行動しようと口を酸っぱくして言っている私ですが、ルーティンワークなどはツール入力前に実行完了して、その後に記録としてタスクペディアに入力することもあります。

 

GTD的には必要ないのかもしれませんが、上に書いたように後から自分を助けてくれるものなので、多少手間をかけても記録を残すようにしています。お勧めです。