隠れサブタスクを書き出す
主にタスクペディアユーザーを対象に書きますが、そうでない方も分かる内容ですので、ご安心を。
段取りが上手いか下手かは、隠れサブタスクをどれだけ書き出せるかによります。
例えば、上司から、
「明日自分は休みなんだけど、明後日までに会社の印鑑証明書を取ってきておいてくれないかな?少額だから、経費精算書類を直接出したらすぐにお金戻ってくるから。」
と頼まれたとします。
タスクペディアに入力するタスク内容としてパッと思いつくのは、こんな感じでしょうか。
私としては、安心するには今ひとつです。抜け漏れが発生するかもしれない!と不安です。
何が今ひとつなのか。
まずは、経費精算というサブタスクに注目。
「経費精算」というサブタスクだけでは、私としては分解が足りないと感じますので、次のようにもっと分解します。
「経費精算」だけでは、もしかしたらお金をもらい忘れてしまう可能性があるからです。なので、ここまで分解します。
次に、少し高度ですが、ここに出てきていないサブタスクを書き出します。
会社の印鑑証明書を取ってきたその日は上司の●●さんはいません。印鑑証明書は大事な書類なので、金庫にしまって、その翌日に●●さんの手に渡るようにする必要があります。
そこで、
- ●●さんに金庫にしまった旨をメール
というサブタスクを追加しておきます。「金庫にしまったので、明日出勤したら金庫から出して下さい」とでもメールしておけば、渡し忘れることもなくなります。
ということで、私としての正解はこちら。
印鑑証明書を取得するという、一見すると単純なタスク。それもサブタスクに分解すると、予想外の落とし穴と、それを未然に防ぐ工夫が必要です。
隠れサブタスクを侮るなかれ、です。