タスクの名前は、タスクが完了した状態の要約にする
うーむ……と共感しうならされたツイート。
いいですか、タスクの名前は、やる活動の要約ではなくて、タスクが完了した状態の要約にするんですよ。
— HARADA Kiro (@haradakiro) 2019年4月3日
進捗がやばくて、誰かに手伝って欲しいとき、前者だと助けにくいんですよ。
そういえば、以前こんな記事を書きました。
そこで考え出したのが、「そのタスクをやり終わる瞬間を思い浮かべる」です。そこに、タスク管理ツールに書くべきタスクの名称「タスクの目的」があります。
「日報」が思い浮かんだら、おそらく最後の瞬間は「日報を作成して上司に提出する光景」ですね。そこから「日報の作成と提出」というタスク名を書き出します。
この方法でタスクの目的を考えると、最後のサブタスクを強く意識することになり、詰めの甘さを未然に防ぐこともできます。
進捗が順調でも、むしろタスクを始める前の目的のすり合わせにこそ役に立つのではないでしょうか。いったんタスク名の言語化に慣れてくると、会話の中で生まれるタスクの「命名」に危機感を覚えることがよくあります。
「じゃあ、昨日受注したパソコン、送っといてね」
「分かりました」
危険すぎる!
私だったらこのように会話します。
「じゃあ、 昨日受注したパソコン 、送っといてね」
「分かりました。昨日鈴木工業から注文を受けたパソコンですね。いつまでに送ればいいですか?」
「えーっと、なるべく早く送ってくれればありがたいな」
「はい。では、明日中に発送します。」
ということで、タスク管理ツールに「鈴木工業宛パソコン発送」と入力し、締切日を明日に設定します。
- そもそも何を送るのか→昨日受注したパソコン
- どこに送るのか→鈴木工業
- いつまでに送るのか→明日
……そして大事な「完了時の状態」である「発送」も入れます。
この「発送」という表現も大事です。
「明日送ります」だけだと、「鈴木工業に明日到着するように送ります」なのか「明日に発送作業をするので、鈴木工業に到着するのは明後日以降です」なのかが分かりません。
特に後者を想定していた場合に「明日送ります」と言うと「明日届く」と伝わってしまう可能性があるので、情報の行き違いになる可能性が高いです。
重箱の隅を……かもしれませんが、このレベルの連絡不徹底でも大事(おおごと)になることは十分ありえます。
そういったことに巻き込まれないためにも、タスクの名付けは大事だなと思っています。