都内某私立大学で、タスク管理についての講演を行います。
今度、縁あって都内某私立大学で講演をします。内容はもちろんタスク管理についてです。名称が、
先延ばし癖がひどかった僕が段取り整理したら人生勝ち組になった件:大事なことは全部忘れろ!
という少々(だいぶ?)キャッチ―なものですが、登壇者側はいたって真面目です。
登壇者「側」と書きました。私1人ではありません。最近、タスクペディア中の人たちが増えまして、チーム・タスクペディアとなっております。
タスクペディアの中の人たちや、その他の活動でひしひしと感じるんですが、今の若い人たち__少なくとも私が接する人たち__ってむっちゃくちゃ優秀だなと。
— 小鳥遊@5/19イベント (@nasiken) 2019年4月18日
20代や30代前半の頃の自分はそれなりに頑張ってたけど、今の彼ら彼女らに比べたら、まったく歯が立ちませんわ……。
怒涛のような勢いですごいことがバンバン実現していっています。そんな中、ただでさえ高いテンションをより高くしているのが、チーム共用でタスクペディアを使っているということ(チーム内では「チムペディア」と呼んでいます)。タスクペディアをチーム運営に使うノウハウを貯めつつあります。この話はまたいずれ。
閑話休題。
私としては、大好きなことの話をさせてもらえて、大学生の役に立つことができたらと思うと、とても嬉しいです。
ただ、今までと対象層が違うので、話の持っていきかたは変える必要があります。
対象層の持つ悩みの違い
今までは、主に社会人に出て働いていて、仕事の進め方に悩んでいる方々を対象にお話をしてきました。対して大学生は、それなりに悩みはあるかと思いますが、仕事の悩みはない方が多そうです。むしろ、講義出席、レポート提出、試験勉強、アルバイト、サークルなど、やるべきこと、やりたいことがあり過ぎて、どうそれらを整理するかに腐心しているのではないかと思います。
今回お話をする方々は主に3年生です。これから就職活動が控えています。今でも多くの活動を抱えている上に、多数の会社へのエントリーや面接がのしかかってきます。さらには4年生になると卒論も加わります。パンクしてもおかしくはないですね。
対象層への解決策の違い
従来の社会人への解決策と、今回の大学生への解決策の違いは何か。
学生は、会社ほど組織で協働することがないので、仕事のボール持ちの概念はあまり必要ないという点です。
ボール持ちの概念の話は、こちらが分かりやすいです。
むしろ、自分がやるべきこと、やりたいことを整理して、どういう順序でどのくらいやるかを判断しやすくすることが必要なんじゃないかと考えています。
共通する大事な解決策こと
会社勤めの社会人であれ大学生であれ、共通する解決策は次の4つだと考えています。
- 目的を具体的に設定すること
- 次に取るべき具体的な行動を明確にしておくこと
- それぞれの行動にも締切を設定しておくこと
- それらを頭の中から追い出すこと
結論としてはGTDは誰にとっても大事ということになります。
クリアすべき問題
ただ、今回の話を聞いていただく大前提で1つ大きな問題があります。それは、どれだけ自分ごととして捉えてもらえるかです。
社会での挫折経験はたくさんストックしているのですが、学生にも共感してもらえるような話ができるか。言い換えると、いかに学生さんたち自身が今置かれている立場で健全な危機感を持ってもらえるかが、工夫のしどころです。