ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

タスク管理が必要な方々へ、しっかりと広めたい。

「自分は要領が良くない、と思い込んでいる人のための仕事術」にご参加いただいた皆さまへのご返答ツイート。かなりかかってしまいましたが、全員分終わりました。

 

その前、深夜にこんなツイートを。

 

この話題は以下の記事が微妙に関係しております。 私と同じような特性を持ち、それでも頑張っていこうとしている人とのコミュニケーションに、私は勇気付けられているんだなぁと。

hochebirne.hatenablog.com

理由は、記事中のこちら。

この記事、実はずっと前に「たかなしさんの今までを知りたいです」というご要望があり、ずっと書きたかったものです。もとくらの記事の公開を機に、エイヤッと書くことができました。

この方へご連絡ができずにおりましたので、ずっと心残りでした。それが、灯台もと暮らしの記事をご覧いただいてメールを下さったので、「ブログの記事も書きましたよ!」とお伝えすることができました。

motokurashi.com

 

その方、現在精神疾患の療養を頑張っていらっしゃいます。

 

発達障害者の生きづらさに工夫を見出せるプログラムをゆくゆくは受けるおつもりだそうです。プログラム受講者の自主活動として私を講師として招いて話をしてもらうのが夢といっていただきました。

 

御礼とともに、是非に!とご返答しました。その日は一日中嬉しかったです。自分が支えてあげたいと思っている相手に、逆に支えてもらいました。

 

そして、あらためて、タスク管理で生きづらさをカバーするやり方を、必要とする方へしっかり広めていきたいと思った日にもなりました。

報連相がうまくいかない、余計なことを言ってしまう、からの改善法。

こんなツイートをしました。

良かれと思って言ってしまう

余計なことなんて言わない、と思うかもしれません。私の場合は、「これを言った方がいいんじゃないか」と思って言った結果余計なことだったことが分かる、という展開がよくありました。

 

そのときにどう考えていたかというと、基本的に「この情報さえ伝えればよい」という基準が分かっておらず、自分の報告や相談などに自信が持てていないまま話し出していましたね。

 

そして、自信がないので話し相手が黙るとその沈黙に耐え切れず余計な話を付け加えてしまう。相手は集中して考えている最中なのに…ということがよくありました。

 

まずは最初のワンセンテンス

はじめに、どの件についての報告なのか連絡なのか相談なのかをはっきりさせるのが大事だと考えています。ちょっと杓子定規でも下記記事のように話し出した方が良いと思います。

hochebirne.hatenablog.com


滑り出しがガチっと決まれば、あとはちょっとぐらい話がそれても相手は軌道修正してくれたりして、会話に協力してくれます。

 

最後に

相手の沈黙に耐えること話し出しのワンセンテンスを定型化すること。この2つが身に付けば、ある程度ストレスなく報連相ができるのではないかと思います。

やりたくないタスクをやる方法。

こんなツイートをしました。

 

タスクをとにかく進めるには

先日、とある勉強会で講師をするのにパワーポイントの資料を作成する必要がありまして、その作成になかなか取りかかれずにおりました。その勉強会はとてもやりたかったことで、やることができてとっても嬉しいものでした。しかし、パワポ資料を作るのには腰が重かったのです。

 

冒頭のツイートのような発信をしている手前、とにかく1ページ目だけでも作るかとパソコンを起動してパワポを立ち上げました。そして1ページ目を作り始めると、いわゆる「ノってくる」状態となり、一気に最後まで作成完了しました。これぞ作業興奮か、と実感しました。

 

自分、作業興奮だけなのか?

ただし、私の持つ発達障害特性のうち過集中というのがございまして。これが私を大変苦しめております。熱中してしまうと体力を無視して何時間もやり続けてしまう、というものです。作業興奮は誰でもあるようなのですが、私には過集中もあったんじゃないかと思っています。

 

先日も熱中して1つの作業に没入してしまい、終わってしばらく経ってから疲労がドッと押し寄せてきたことがありました。同じような特性をお持ちの方は少々注意が必要かと。

 

最後に

作業興奮きっかけであれ、計画通りに進捗したものであれ、自分が着手して完了させたタスクの記録の量はそのまま自信に転化されます。「ハードルを思いっきり下げた最初の一手」「作業興奮」を利用して自信を高めていけば、より前向きに取り組めるようになって好循環が生まれます。

仕事の不安には「嫌われる勇気」を。

こんなツイートをしました。

 

この話、賛否分かれます

イベントや講座でこの類の話をすると「よくぞ言ってくれた!」と賛同する人と「それはちょっと……」と苦笑いする人に分かれます。「嫌われる勇気」で一躍有名になったアドラー心理学ならではだと思います。 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

嫌われる勇気、つまり嫌われる可能性があるのですね。実際、会社組織で働くと「私ここまでしかしませんから」と境界線をひく人は嫌われます。私も、そんな人に対して良い印象は持ちません。

 

好かれるより大事なこと

私は、周囲との関係性を良好に保とうとしていました。それが絶対正しいものだと思っていました。総務という部署にいたこともあり、他の部署からあぶれた仕事こそ総務の仕事と考えて、率先して面倒くさい仕事を引き受けていました。

 

その姿勢は良いものだと今でも思います。ただ、自分のキャパシティを超えて要望に応えすぎてしまい、自分の身を持ち崩してしまいました。結果、休職という事態に。潤沢な人員配置ではなかった当時の勤務先には相当の迷惑をかけたと思います。今でもその方々には顔向けができません……。

 

好かれようとした結果、結局迷惑をかけてしまいました。そうならないように、自分のキャパシティをしっかりと見極めて「私ここまでしかしません」と言うべきだったなと、ひどく反省したのを覚えています。

 

まずは課題の分離

その経験を生かし、まずは自分が最低限やっておかなければいけないことをやるのと同時に、自分がやるべきではないものに関してはやらないという視点を持つことにしました。

 

どこまでが自分の課題で、どこからが他者の課題なのか、冷静に線引きし、他者の課題には介入せず、自分の課題には誰ひとりとして介入させない。

 

この視点によって、自分のキャパシティ以上のことを引き受けて潰れてしまう傾向のある自分を律することができたと考えています。

 

課題の分離ができてこそ

そうやってまずは自分のやるべきことをきちんとできるようになってはじめて仕事の不安が解消され、他の人のヘルプをしたり、自分の職務領域ではないことに手を出すことができるのではないかと思っています。

 

最後に

課題の分離は一見するとひどく冷たい考え方のようですが、私にとっては組織で融通の利く存在になるための大前提となる姿勢です。そんな思いを込めて、冒頭のツイートをしました。伝わればいいなと思っていますが、読んだ方がどう受け取るかはその方次第。これも課題の分離。

仕事を進める上で「分からない」ことが分かる方法。

こんなツイートをしました。

 

やってみてはじめて見えてくるものがある

私は「まずはやってみよう」という考え方には慎重です。問答無用!な理不尽な感じがするからです。ただ「分からないなりに、こんなのからはじめてみようかな……」という踏み出し方はアリだと思います。その第一歩がどんなものであれ、進んでいるからです。

 

そして、一歩踏み出すと芋づる式にその後の展開も楽になる気がしています。作業興奮というものです。

xlab-online.com

これについては、こちらの記事でお話ししています。

hochebirne.hatenablog.com

 

この考え方はタスク管理手法"GTD"にも通底しています。GTDでは「把握」したタスクの目的次に取るべき具体的な行動を「見極め」ることを、最初と2番めのフローとしています。

 

思考を自分の外に出す

「分からない」状態から何か分かるきっかけをつかむための方策として、思考を外に出して客観視することはとても効果的だと感じています。

 

私の就業環境の話になります。デスクにはPCが置かれています。私とPCの間にノートを置いています。走り書き、メモOKです。これを思考の整理のために使っています。内容をまとめて後で見返すといったことはほとんどありませんので、ノートでなくメモ用紙を束ねたものでもいいです。

 

例えば、営業さんがひねり出した複雑なスキームの取引を契約書に落とすときなどは頭の中で処理しきれませんので、いったんノートに関係図を書いて理解します。

 

頭の中にある情報を外に出すのは、先に書いたGTD把握フローの「やるべきことを全部書き出す」考えそのものです。GTDコンサルタントは、この把握フローを何時間、何日かけてでもクライアントにやらせるそうです。

 

最後に

とにかく着手してみるのと思考を自分の外に出す。この2つが、さしあたって「分からない」状態から「少し分かる」状態になるための具体的な対策です。やっていきましょう。

無事終了!第27回「自分は要領が良くない、と思い込んでいる人のための仕事術」

昨日、第27回「自分は要領が良くない、と思い込んでいる人のための仕事術」が無事終了いたしました。

www.kokuchpro.com

 

かわいいアイキャッチ用画像

今回から、トモさん(@tomos0105)製作のかわいいアイキャッチ画像が告知ページのトップに表示されるようになりました。

f:id:hochebirne:20180916072917j:image

左側のクマが私です。似ているというもっぱらの評判です。

 

感想をいただく

今日参加してくれていたココ・コインさん( @cococoin_chan )が感想を描いてくれました。「書いて」ではなく「描いて」です。これ、イベント中に書き上げたんです。すごいですね。ツイートがめっちゃバズってます。

ちなみに、ココ・コインさんはVoicyもされているとのことで、ついでにご紹介します。

voicy.jp

 

ある実験

今回のイベントに際して、私はある実験をしておりました。きっかけはこちらの記事を読んだこと。

ten-navi.com

読んだ直後のつぶやき。

特にここが刺さりました。

僕にとって経験の浅いジャンルでの撮影では、こうしたスペシャリストたちには到底敵いません。

(中略)

並み居るスペシャリストたちと自分を差別化する要素とは、「依頼主の要望を丁寧にすくいあげる」ことでした。

さらに、1対nを1回するのではなく、1対1をn回繰り返すコミュニケーションも連想。

note.mu

そして次のことをすぐに実行に移しました。

 

今回のイベント参加者の事前アンケートにある「仕事をする上での悩みは?」に対する自分なりの考えを参加者全員分ツイートする

 

これこそが1対1をn回繰り返すコミュニケーションだと。

 

例えば「分からないことが分からない、といったことが多いです。」というアンケート回答に対してこんなツイートを。

 

また、ご自身のお子様の勉強について、複数の科目に対処するのが難しくて大変そうだというアンケート回答に対してはこんなツイート。

 

思い立つのが遅かったのでまだ全員分には程遠いのですが、必ず最後までやります。

 

むしろ2年間もアンケートをいただいてきて、そんなことも気が付かなかったのか?とお叱りを受けそうですね。はい、まったく気が付いておりませんでした!すみませんでした!

 

最後に

今回もまたたくさんの方々にお越しいただくことができました。主催者であるF太さんと私の考えに共感いただけているものと思っております。

 

これからも続けていきたいと考えておりますので、なにとぞよろしくお願いいたします。

本日開催!第27回「自分は要領が良くない、と思い込んでいる人のための仕事術」

本日開催いたします。

www.kokuchpro.com

 

告知期間がそう長くなかったにもかかわらずたくさんのお申し込みをいただきました。ありがとうございました。おかげさまで満席で当日を迎えます。

 

灯台もと暮らしの取材

ウェブメディア「灯台もと暮らし」で先日公開されたこちらの記事の取材を受けていて、自分にとってこのイベントの活動は何なのかと改めて考えることができました。

motokurashi.com

とにかく、私の活動の原点であることには間違いありません。このイベントにお越しいただく方々のために情報を発信しております。自分は誰に対して自分の経験やタスク管理を実践して得たことを伝えるべきなのか、改めて認識することができました。

 

ツールの位置付けが明確になった

さらに、自作のエクセルタスク管理ツールや、エクセルのをクラウド化して社会福祉法人SHIPから公開しているタスクペディアは、上記の対象者の方々にとってどんな位置付けになるべきなのだろうか、ということもずっと考えた続けてきました。

タスク管理をしながら生きづらさを解消する技術をトレーニングできるツールという表現がとてもピッタリきました。本日お越しいただく方々も、そのようにお使いいただければと思います(もちろん、私が現役で使っているツールですので、通常の使用にももちろん使えます!)。

 

最後に

今回もまた懇親会を行います。よろしければ、個人的なお話やご相談などもしていただければ、ありがたくお話をさせていただきます。なにせ色々としくじってきているもので、その方面の共感力には定評があります(笑) よろしければ是非。