仕事を進める上で「分からない」ことが分かる方法。
こんなツイートをしました。
人に話を聞いてもらったり、白紙に思い浮かぶことをダダダッと書いていくのもアリかと。ぐるぐる回っている思考は、自分の外に出すと、次第に客観的に見られるようになりますんでね。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2018年9月13日
やってみてはじめて見えてくるものがある
私は「まずはやってみよう」という考え方には慎重です。問答無用!な理不尽な感じがするからです。ただ「分からないなりに、こんなのからはじめてみようかな……」という踏み出し方はアリだと思います。その第一歩がどんなものであれ、進んでいるからです。
そして、一歩踏み出すと芋づる式にその後の展開も楽になる気がしています。作業興奮というものです。
これについては、こちらの記事でお話ししています。
この考え方はタスク管理手法"GTD"にも通底しています。GTDでは「把握」したタスクの目的と次に取るべき具体的な行動を「見極め」ることを、最初と2番めのフローとしています。
思考を自分の外に出す
「分からない」状態から何か分かるきっかけをつかむための方策として、思考を外に出して客観視することはとても効果的だと感じています。
私の就業環境の話になります。デスクにはPCが置かれています。私とPCの間にノートを置いています。走り書き、メモOKです。これを思考の整理のために使っています。内容をまとめて後で見返すといったことはほとんどありませんので、ノートでなくメモ用紙を束ねたものでもいいです。
例えば、営業さんがひねり出した複雑なスキームの取引を契約書に落とすときなどは頭の中で処理しきれませんので、いったんノートに関係図を書いて理解します。
頭の中にある情報を外に出すのは、先に書いたGTDの把握フローの「やるべきことを全部書き出す」考えそのものです。GTDのコンサルタントは、この把握フローを何時間、何日かけてでもクライアントにやらせるそうです。
最後に
とにかく着手してみるのと思考を自分の外に出す。この2つが、さしあたって「分からない」状態から「少し分かる」状態になるための具体的な対策です。やっていきましょう。