ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

本日発売!「要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術」

本日は、私が待ちに待った日です。ひらめきメモのF太さんとの共著「要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑」の発売日です!!

要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑

要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑

  • 作者:F太,小鳥遊
  • 発売日: 2020/04/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

とはいえ、このご時世ですのでkindle版かAmazonでのお買い上げの方が多くなるかと思います。書店の皆さん、なんとお声がけすれば良いのか分からず歯がゆいですが、ここをなんとか乗り切ってください!

 

ところで、昨日の記事ではこんなことを書きました。

仕事で立て続けにミス(しかもかなり初歩的なもの!)をしてしまいまして、その影響で精神的にかなりダウンしてしまいました。

(中略)

チャプター最初にF太さんが書いた「なぜ、メンタルが傷つきやすいのか」からすでに私のハートに刺さります。何回も読んだはずなんですけど、いやはやあらためて心にしみますねぇ……。

メンタルがガタ落ちしたので、さっそく著作のお世話に。 - ForGetting Things Done

 

なぜミスを立て続けに起こしてしまったかというと、

 

本書で一番大事とされている仕事の「手順書」(私にとっては、タスク管理支援ツール「タスクペディア」)への入力をする前に仕事に着手してしまっていたこと

 

今やっていることからよそ見をしてしまい、つい他の仕事に乗り換えてしまったこと

 

この2つに尽きます。著者としてお恥ずかしい限りです。でも、そこらへんがリアルで良くないですか?(良くない)

 

その後、ついでにもう一つ凡ミスをやらかしまして、もうこれは上の2つの対策を落ち着いてやるしかないと思いました。

 

準備と実行を分ける。つまり、「手順書」を作ってから(ツールに入れてから)仕事に手をつける。

 

ある仕事に手をつけたら、少なくとも「手順書」の一手順の間は他の仕事に手をつけない。

 

これでいこうと思います。多分、この2つのことは本に書いてあるはず(「はず」だなんて、なんて無責任な…)

 

ミスした自分を棚の上にあげて言いますが、「なぜミスしたのか」「対策を練ろ」と言われても「気を付けます」としかいえないのが普通ではないでしょうか。

 

これ、とても不毛なやりとりだと私は感じます。そんな精神論で改善できるなら苦労はしないです。ある程度具体的な仕組みややり方に落とし込んでこその改善だと思うんですね。

 

ヒューマンエラーはシステムエラーだと考えて、システムを変更すればエラーの発生は抑えられる。完全ではないかもしれませんが、この考え方が私は大好きです(そういえば、そんな話も本に書きました)。

 

そういえば、この記事は記念すべき本の発売記念なのでした。それなのに、私の反省会実況中継になってしまいました。すみません。

 

ただ、そんな私が書いているからこそ参考になることもあると思うのです。最初から「100メートルを11秒台で走ろう!」ではなく、「まずは100メートル走りきろう!」というような。

 

私は時々転びながらもなんとか走ってます。私と同じような人たちにとって一緒に走りつ転びつしながら進んでいく伴走者のような存在にこの本がなればと思っています。

 

 

メンタルがガタ落ちしたので、さっそく著作のお世話に。

こんなツイートをしました。

 

仕事で立て続けにミス(しかもかなり初歩的なもの!)をしてしまいまして、その影響で精神的にかなりダウンしてしまいました。厳密にいうと、ミスをしてしまった私のためにあえて厳しい注意をしてくれたメッセージによるショックです。

 

こちらの本では、メンタル対策に1チャプター計13項目を費やしています。自分が書いた本なのに、自分で読み返して参考にしています。

要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑

要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑

  • 作者:F太,小鳥遊
  • 発売日: 2020/04/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

チャプター最初にF太さんが書いた「なぜ、メンタルが傷つきやすいのか」からすでに私のハートに刺さります。何回も読んだはずなんですけど、いやはやあらためて心にしみますねぇ……。

「鋼のメンタルにならなければ!」と考える必要はありませんが、落ち込んでいるときには「今はメンタルが成長しているんだ」と、自分を信じてゆっくり回復を待ってあげてください。

 

ね?

 

これを書いている今、私がちょっと楽になりました。

 

このご時世、不要不急の外出を避けなければならず、SNSは若干すさんでいまして、気持ちも沈みがちになります。そんな中でも、あわてずゆっくりメンタルの回復を待つことができました。

 

そんな著者自身もすでにお守り代わりにしているこの本、明日4月7日が(紙の本の)全国発売日です。

 

仕事に悩む人に寄り添うことを念頭に書いていますので、今メンタル的に弱っている人も抵抗なく読めると思います。

 

もし外出する機会がありましたら、お近くの書店でお求めください。初版からたくさん刷ってますので、まず間違いなく置いてあると思います!

 

もちろんAmazonでもご注文を承っております。こちらから、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

kindle版発売開始!要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑

本日、私が共著で書いた「要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑」のkindle版が発売されました!

 

要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑

要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑

  • 作者:F太,小鳥遊
  • 発売日: 2020/04/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

Amazonで紙の本を予約されている方、申し訳ありません。紙の本の発売日は4月7日です。お手元に届くまで多少日にちが前後するかと思います。よろしくお願いします。

 

よろしければ、ツイッターで感想をつぶやいていただけたら嬉しいです。その際、ハッシュタグ #要領図鑑 をつけていただければ尻尾振って喜びます!

 

私はこの本の「はじめに」で、こんな方に読んでいただきたいと書いています。

 

f:id:hochebirne:20200402211621j:image

 

これは、この本の共著者であるF太さんと4年前からやっているイベント「自分は要領がよくない、と思い込んでいる人のための仕事術」で「こんな方に来ていただきたい」と書いたものとまったく同じです。

 

そして、「おわりに」で次のように書きました。

 

f:id:hochebirne:20200402212215j:image

 

これはもう本当に信じています。本を売りたいがための煽り文句ではありません。しかもそれは、宝くじのような運まかせではなくノウハウなのでやればそうなるものです。

 

もちろん、読んだ方全員が思ったとおりの結果をえられるとまでは言えません。

 

本書で「手順書を作る」という言い方でご紹介しているタスク管理を続けられない可能性があります。最初はおそらく面倒くさいと感じるからです。

 

また、不眠やその他の精神疾患などでそれどころではない場合は、医者の治療に専念すべきだと思います。

 

しかし、少なくとも毎日会社に行けるだけの体力があり、働いて生活していきたい、仕事で実績をあげたいという人には、おそらくぴったりなのではないかと思います。

 

私は、そんな方を見たり話を聞いたりすると、心から応援したくなるのです。どうにかそういう方の役に立ちたいという気持ちでいっぱいになります。

 

そんなこと言っておきながら、私自身まだまだ至らないところだらけで、仕事で悔しいことや凹むこともあります。それでもドロップアウトせずになんとか勤め続けられているというのが実際です。

 

優秀な人がより突き抜けるための本ではなく、しくじりがちな人が人並みにやっていくための本。そのように理解して興味を持ち、読んでいただければと思います。

 

要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑

要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑

  • 作者:F太,小鳥遊
  • 発売日: 2020/04/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

集中しすぎて疲れる人の対策法。

私は、過集中がウィークポイントです。集中しだしたら止められないのです。このたび出版する本でも、集中しすぎて疲れるというテーマで1コンテンツ書いています。

 

要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑

要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑

  • 作者:F太,小鳥遊
  • 発売日: 2020/04/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

このコンテンツに対しての答えは、「過集中を強制的に断ち切るシステムをつくる」でした。

 

まだまだいける! と思っても身体は悲鳴をあげているかもしれない。

 

自分への戒めとして書いたと言っても過言ではありません。

 

特に、在宅勤務をしている今は、めちゃくちゃ集中できる環境なのです。この記事を書いている日も、午前中ほぼぶっ通しで仕事をしてしまいました。いったん手を止めるのは、私には1歳ちょっとの娘がいまして、「遊ぼう」とズボンの裾をクイクイと引っ張ってくるときくらいです。残念ながら遊べないのですが。

 

自分で「頑張ろう!」と思っても続きづらいのと同様、「定期的に休もう」と思ってもなかなか休むのが上手になりません。ここはひとつ、休めない自分を受け入れるしかないと考えています。

 

本書では、その具体的な実践方法を書いています。「自分の自由にできるんだから、休むなんて簡単だ」と思っていました。しかし、自由だからこそ案外難しいのです。

 

今考えれば、学校の時間割は大変よくできた時間管理術ですね。チャイムが鳴れば、なかば強制的に先生も生徒も従わなければいけないのです。生徒が勝手に「自分はもっと数学やる」とか、先生が「よーし、今日はノンストップで世界史漬けだー!」とか言えないようになっています。

 

学校を卒業し仕事をするようになると、強制的に従わざるをえないオンとオフの切り替えがないのですよね。休みなく働けば働くほど生産性は高まると思われている傾向があるので、あなたが休みなく働くことを喜ぶ上司やその上の経営層は評価しがちです。本当は、そんな働き方をしていたらいつかガタがきて、一番戦力になろうとするときに突然フッと倒れてしまう危険性が高いんですが。

 

そんな突然の「フッ」にならないために、過集中を強制的に断ち切るシステムをつくるのはとても大事です。自分を頼りにせず、周囲の人・物に頼りましょう。2回も「フッ」をしてしまった私の、心からのメッセージです。

すべてのタスクが最優先と思ったら、やらない勇気を。

仕事の山に埋もれてニッチもサッチもいかなくなってしまう人には、2つのタイプがあると思います。

 

1つは、仕事のすすめ方に無駄が多く、結果的に自分のところで多くの仕事を止めてしまう人。もう1つは、仕事が集まりすぎてキャパオーバーになっている人。

 

前者は、一般に「仕事ができない」と言われてしまうことが多いですね。逆に後者は「仕事ができる人」であることが多いです。でも結果は同じなんです。

 

話は少し外れますが、「仕事ができない人」と一刀両断に評価するのは良くないと思っています。もちろん、得手不得手は個人により差があります。だからといって「仕事ができない」「ダメなやつだ」などと決めつけたくはありません。それは、その人の能力の問題というよりは、やり方の問題であることもあるからです。この本の「おわりに」では、このように書いています。

「仕事の要領」の実体はノウハウでしかなく、天賦の才ではないということです。練習すれば身につきます。実際、ADHD 特性のある私でも要領を「つくる」ことができました。 

要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑

要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑

  • 作者:F太,小鳥遊
  • 発売日: 2020/04/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

話を戻します。

 

前者(仕事ができないと言われがちな人)は、自分でも変えなければいけないと思うことが多いです。これに対して後者(仕事が集まりすぎてキャパオーバーになっている人)は、多少その状況に満足感を覚えている傾向があると思います。だから、実は前者より後者の方が変わりづらいのです。

 

本の中でも、「優先順位がつけられない」というCHAPTERで「すべてのタスクが最優先になってしまう」という悩みを取り上げ、やらないこと・できないことを決めようという話をしています。

 

たくさんの仕事をバンバンこなす自分を想像するのは気持ち良いものです。しかし、現実には時間や体力といった制約があるので、やりたくてもできないことだらけです。その中には、おそらく自分がかかわる必要のない仕事も含まれているはず。仕事が集まりすぎてキャパオーバーにならないためには、それらを手放す勇気が必要になります。

 

そこで、次のように話を締めくくりました。

 

つらいですが、自分が関わらなくてもいいタスクを「やらない」という選択をする。その結果、自分の仕事がスムーズになります。

 

自分軸を保ちつつ周囲と協力していくには、このスタンスがとても重要だと思っています。

 

仕事に悩んでいる人も、こんなときは、まずはビジネス本以外から。

こちらの記事を書いているのは、2020年3月29日。ますます社会の流れが変わりつつあるのを実感しています。

 

 

F太さんや私のツイッター画像を描いてくれているトモさんの絵がほっこりします……。

 

f:id:hochebirne:20200329211923j:image

 

実は先週の金曜日、毎週講座を担当しているEXP立川からの帰りがてら、ルミネ立川のオリオン書房に寄って撮りました。

 

f:id:hochebirne:20200329212258j:image

f:id:hochebirne:20200329212318j:image

 

「早く読みたい」とAmazonで予約していただいた方、こちらの6店舗に行けば早く手に入ったのに……とお思いですよね。申し訳ございません。Amazonでご予約いただいた方は、4月7日まであと一週間強お待ちくださいませ。

 

そして、電子書籍版については発売が少し早まりました!4月3日に発売開始となります。

 

とは言えですよ。いきなり今ビジネス本を読んで仕事頑張ろう!と思える人、どれぐらいいるんでしょうか。

 

今、私たちは不要不急の外出は自粛するよう求められています。社会全体の閉塞感が高まってきています。

 

ビジネス本を出版しようとしている私が言うのもなんですが、真面目なビジネス本など読まないほうがいいかもしれません。ひたすら楽しんで笑って、落ち込み気味の気分を立て直すのが先決だと思います。

 

家族やパートナーと同居されている方は、お茶やコーヒーなど飲みながら話すのも良いですね。独り住まいなら、Netflixなどで映像作品に没頭するのもアリです。日本が世界に誇る漫画を読みふけるのも楽しいと思います。

 

私はこの記事を書く前にkindleで漫画を4冊立て続けに読みました。こういうときこそエンタメは大事ですね。

 

エンタメといえば、私の大学のオーケストラサークルの後輩たちが無観客演奏会をネット上で配信していました。そんな状況だからこその、単に演奏会を聴いただけでは得られない、活力や勇気のようなものを奮い起こしてくれました。

 

こうして気分が落ち着いてきてはじめて、冷静に今の状況を把握し「今自分は何をするべきか」に取り組めるようになるのではないかと思います。

 

今取り組むべきこととは何か。人によって違うかもしれませんが、来たるべき新しい価値観や働き方に自分がすんなり入っていけるよう準備をすることではないでしょうか。

 

私が従事している「内勤」「事務職」のみで考えると、テレワークの異常ともいえる普及はその象徴だと思えてなりません。

 

会社の仕組みや環境に依存した仕事のやり方

 

から、

 

会社組織に所属していても個人で業務を管理していくやり方

 

への転換を、自分自身ができるようにならなければいけなくなると私は考えています。

 

自分なりの仕事の流儀、やり方、勝ちパターンを確立することが、もしかしたらここ数ヶ月で必要になるかもしれません。

 

「よっしゃ今こそ自分の出番だぜー!」と元気になる人はおそらく少数で、ほとんどの人は「そんな……仕事の勝ちパターンなんていきなり無理だよ……」と気が滅入るのではないかと思います。

 

まさに、今回出版する本はそんな方のためのものです。

 

まずはゆっくり落ち着いて、そんなに前向きにはなれないけど、気が向いたら読む。今回出版するこの本は、そんなポジションにぴったりだと私は思います。

要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑

要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑

  • 作者:F太,小鳥遊
  • 発売日: 2020/04/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

本の見本ができたので、取りに行ってきました。

ついにお目見え!

 

「ひらめきメモ」のF太さんとの共著、要領が良くないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑が刷りあがりました!!

 

本当はもう2日ほど遅く手に入る予定でしたが、早めに出版社に届きました。編集者の宮崎さんから「会社帰りに取りに来られますか?」と聞かれ、

 

ありがとうございます!!!!!寄ります!!!本日伺います!!!

 

とビックリマーク多めで即答。定時に仕事を終わらせイソイソとサンクチュアリ出版へ。

f:id:hochebirne:20200326225055j:image

 

1階の応接スペースに通され、待つことしばし。

f:id:hochebirne:20200326225217j:image

 

バーン!!

f:id:hochebirne:20200326225246j:image

 

ババーン!!

f:id:hochebirne:20200326225300j:image

 

ドーン!!!

f:id:hochebirne:20200326225351j:image

 

まるでグラビアアイドルを撮影するカメラマンのように「いいですねー!」と激写させていただきました。

 

f:id:hochebirne:20200326225533j:image

こちらは、そんな私を楽しそうに撮る編集者の宮崎さん。

 

本って紙でできてるんですね。持つとずしっと重いんです。この重さ、嫌いじゃないです。軽かったら、あんなに頑張って書いたのに、と残念じゃないですか。

 

本を目の前に、宮崎さんと初版部数設定のロジックや今後の販促活動の話をしました。Amazonでも実店舗でも相当いい感じにご注文いただけているみたいで、まずは一安心。

 

実店舗は注文いただいてもお客様が買ってくれないとその先(重版)につながりません。だから、たくさん注文をいただいても一冊も売れなければかなりスミマセンな感じになってしまうのです。ただ、ある程度の確度をもって注文してはいるので、そんな極端な話にはならないのですが。

 

初版部数を超える購入が見込まれるとき、追加で印刷をかけます。これが重版です。本は、どれだけ重版するかが勝負だったりします。

 

印刷には時間がかかるので、初版部数を売り切ってから印刷をお願いするのではなく、売り切れそうだと見込みがついたらお願いするのだそうです。ここらへん、プロの見立てがものを言いますね。

 

極端な話、100部刷ってすぐに全部売れそうだったら即重版です。そうやって少ない部数で版を重ねると10版とか威勢のいい版数になります。

 

サンクチュアリ出版は、その方法は採りません。初版からかなり多い部数で印刷します。チャレンジャーです。これには理由があります。

 

理由の1つ目。より広域の書店さんに届けるため。日本全国になるべく行き渡らせるためには、最初から多く刷った方がより多くの地域に配本できるのだそうです。

 

理由の2つ目。平積みで置いてもらうため。少ない部数しか入荷しないと、その書店さんでは背表紙しか目に入らない「棚差し」で陳列されてしまいます。本は表紙のデザインも凝って作っており(カバーデザイン専門のデザイナーもいるくらいです!)、平積みと棚差しでは売れ行きが違うのだとのこと。平積みには少なくとも一店舗あたり5冊以上は必要とされるので、多く印刷をかけた方が良いということになります。

 

そこで、サンクチュアリ出版は一般的な平均初版部数の2倍以上発行するのだそうです。攻めてますね。注文取った営業さんが神に思えてきました。

 

著者が書き、編集者がまとめ、営業が注文を取る。当たり前かもしれませんが、チームで物事を進めるこの感じ、私は好きです。

要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑

要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑

  • 作者:F太,小鳥遊
  • 発売日: 2020/04/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)