未完の仕事の把握
やりかけの仕事をすべて把握することができてはじめて、人生の平穏が完全なものになる。あなたに必要なのは「完全に終わっていない仕事」を完全に把握することなのだ。
(「ストレスフリーの仕事術」)
自作タスク管理表を他人に見せると、そのずらっと並ぶタスクリストを見ただけで、とっつき辛さ、ネガティブな印象を持つようです。
面白いことに、私にとっては、ズラッと並んだそのリストが「壮観だ」というポジティブな感想を持つ以外の何物でもありません。
この違いは何なのでしょうか。
ネガティブな印象を持つ人は、このリストを
「全部やらなきゃいけないんだ。大変だ!」
と考えます。
ポジティブな印象を持つ人は、このリストを
「これ以外に自分がやらなきゃいけない仕事は無いんだ!」
と考えます。
ネガティブに考えてしまうことを避けるために、私は、自分の仕事を一覧表示する「未完一覧」シートにステータス欄を設け、エクセルのフィルタ機能を使用して
自分が本当に今やるべき仕事
を絞り込めるようにしています。
それでも多くなってしまうのでは、という危惧があるかもしれませんが、今のところ、うんざりするほど数が膨れ上がることはありませんでした。
例えば、今まで発生したタスクやプロジェクトの全リストはこんな感じです。
昨年の年始から約1900弱。かなりのボリュームでスクロールする指がつりそうになります。
そして、完了した分をフィルタ機能で除外するとこちら。
これでも100件ちょっと残ってます。
自分ボール持ちのもの、相手からの連絡待ち、ただ単に期日が来れば実行されるものの総件数です。
いつもはこの画面を見ています。
そしてさらに、自分ボール持ちのものだけに絞ったものがこれです。
青色の丸印が付いている所のフィルタで「当方」(=当方ボール持ち)のみチェックを入れたものです。
自分が今本当に手を付けられる行動のリストで、20件程度。
これを理解していれば、いきなりドーンと膨大な量のリストを見せられても怖くはありません。
むしろ、ここまで網羅していると安心します。
これが「完全に終わっていない仕事の把握」です。