承認欲求
今流行りのアドラー心理学に、
承認欲求
という言葉があります。
社会生活を営んでいく上で誰しもが感じる「誰かから認められたい」という感情
のことです。
この承認欲求は、他者承認欲求と自己承認欲求に分かれます。
承認欲求の究極は、自己承認欲求なんだそうです。
他人から褒められて満足するより、自分の理想とする自分に近づいて満足する方が、より安定していますし、揺さぶりにもブレない強さ、人間的な魅力、行動力も備わります。
自分に満足するということは、要するに、ナルシストになれということなんだと思います。
もちろん、鼻につくような、あからさまなものではよろしくないので、自分の中だけ、あるいはそれが許されるごく親しい人達との中でだけ、という条件付きです。
私は、仕事での承認欲求が他者から自己へ変わりつつあります。
つまり、承認欲求のステージが上がりつつあります。
方法は2つ。
①多少意に反しても、自分を褒める発言をする
「意に反しても」がポイントです。無理矢理自分を褒める発言をします。
ただ、「ポジティブな言葉を口に出していきましょう!」と言われても、正直眉唾モノと感じませんか。
これは自己暗示の一種なので、賢明な人ほど疑ってかかってしまいます。
そこで強力な2番目の登場です。
②GTDを継続する
極端な話、これだけでも良いです。これができれば、①はおまけのようなものです。
仕事をこなしているという達成感、そしてそれが記録に残って後から見返せるのがポイントです。
後から見直して何か良いことがあるのか?
過去の業務実行記録から反省点を見出してこれからに生かしたりするのか?
違います。
ただひたすらタスク管理表を見て、
「……美しい……」
と悦に入るためです(笑)
こなしたタスクやプロジェクトが溜まれば溜まるほど、自己承認のレベルは高くなります。
GTDは、効率的に仕事をこなす方法論ですが、それは心を惑わす不安を追い出すことを目的としています。
さらに、その記録を残しておくことで、自ら承認欲求を満たし、自己肯定感の向上もはかることができます。
タスク管理表を更新し続けるだけでこの効果!
GTD、ますます侮れません。