GTDを続けられる3つの要件
QCサークルにて、社内にGTDを広める「GTD実践プロジェクト」を今月より始動しております。
そこで気付かされることは、当たり前のことですが、分かっていることは人によって違う、ということ。
自作タスク管理ツールを使ってくれている人3人のうち、少なくとも2人は、ある程度Excelを使い慣れているので助かりました。
でなければ、GTDのためのタスク管理ツールマニュアルなのに、「行全体を選択してすぐ上にコピーして挿入するには」といった、Excelの基本的な知識も入れないといけないところでした。
とは言え、このマニュアルは他の色々な人も見ることを想定しているので、操作は細かく説明しないといけないなと思っています。
ツールの使い方に拘泥してしまい、肝心のGTDの「水のように澄み切った心」を体感するまでに挫折してしまわないかと心配です。
自分で作ったツールで教えている身で言うのもなんですが、やはりGTDを早く確実に身につけるためには、自分でそのツールを作るところからやるのが一番だと思います。ツールを使いこなすまでが1つの大きな壁ですので。
また、使いこなすようになったとしても、常に「収集(ツールへの入力)」「見直し(ツールにある情報のアップデート)」をやる必要があるというのが、これまた大きな壁です。
これを乗り越えるには、ある程度の成功体験があると良いとされています。それこそ「水のように澄み切った心」を経験して、そのストレスフリーっぷりに心震えるとか、そういうことです。
これをどれだけ早く体験できるかが、GTDを挫けずに続けられる鍵なのかもしれません。
ちなみに、番外編的にもう1つ、GTD継続のモチベーションの源があります。
それは、「過去に仕事で大失敗をして、再起不能なまで立ち直れないような経験をしていること」です。
今まで挙げた3つの要件
①自分でツールを作る
②早いうちに成功体験を積む
③立ち直れないような失敗を経験する
残念ながら、全部私は持ち合わせています。
今教えている人たちには、少なくとも②を得られるように教えたいものです。そして、間違っても③を与えないように注意します。効果てきめんなのですが、副作用が酷すぎるので(笑)