GTDはモチベーションを上げる仕組みでもある。
とあるSNSの投稿を読んでいたら「モチベーションを上げる」という言葉が目に入りまして、こんなツイートをしてみました。
「モチベーション」が念ずれば上がるような簡単なものじゃないのは共通認識かと。成功体験や成功の予感があってはじめて「湧いて」くるものだと私は思っています。
— 小鳥遊@3/10イベント (@nasiken) 2019年2月6日
であれば、成功体験ができるように自分の行動をデザインすれば、意図的にモチベーションを上げられるわけですね。
ただ、例外もありましてね。成功体験抜きに強力なモチベーションが湧くことがあります。質の高さや美しさなどを感じたときは、それを守りたい、応援したい、手に入れたいと思うことがあり、その強さは半端ないです。この場合、タスク管理を持ち出すまでもなくモチベーション爆上げになりますね。
— 小鳥遊@3/10イベント (@nasiken) 2019年2月6日
モチベーションを上げる方法についての誤解
いまだに「モチベーションを上げていこう」「やる気を出して頑張ろう」という言葉が使われています。
はっ!
えいやっ!
ポンッ!
小鳥遊はモチベーションが上がった!(テッテレー)
みたいなことができるような雰囲気があり、私はかなり違和感を覚えます。
もちろん、それで何事かをやり遂げてしまう強靭な忍耐力を持っている方もいて、「心頭滅却すれば火もまた涼し」的なアプローチもありだとは思います。
ただ、誰もが万事それでうまくいくわけではないですね。モチベーションを上げるために必要なのは、我慢したり「上がれ!」と念じることではなく、上がる環境を意図的に作ることだと考えています。
モチベーションを上げるには
「モチベーションが上がる環境を作る」とは、成功体験や成功の予感が得られるような仕組みを作ることだと考えています。
ここでいう成功体験は「東大に合格した」や「100億円規模の契約を成立させた」といった大きなものではありません。どんな小さなことでも、自分でこれをやろうと決めて、その通りに実行することです。
駅に着いたらPASMOにチャージしようと思って、駅でチャージできたらもうそれは成功体験です。頼まれていた書類のコピーを取って上司に渡すだけでも立派な成功体験です。
そう考えると、世の中には成功に満ち満ちていることに気がつきます。今まで無意識のうちに得ていた成功体験を意識するようになればしめたものです。さらにそれを可視化できれば、成功体験を得られる仕組みはできあがります。
モチベーションを上げられるGTDの仕組み
可視化された成功体験を得られる仕組みとして私が手放せないのがGTDとそれに基づいたツール「タスクペディア」です。
GTDが想定するタスクを設定して完了させるサイクルは、やろうと決めて実行するという成功を可視化して体験し続ける仕組みに他なりません。
さらに、タスク1つ1つにつき細かくサブタスクに分解することで、タスクを進めやすくするだけでなく、クリアする数を多くして成功体験の数を増やしています。
最後に
ただ、例外があります。GTDなどに頼ることなく誰でもモチベーションがMAXになる、いや、なってしまうときがあります。
好きな人には成功の予感どころか振られる覚悟でもアタックしたりするくらい、もうモチベーションとは言えないレベルの想いに衝き動かされたりしますね。そんなときは、「モチベーションを上げるための」GTDは不要です。野暮といっても良いですね。