自分への過小評価の呪縛から逃れる
よく仕事でビビっていたものです。
悩みの種でした。
上司からの確認、他部署からの問い合わせ、もっと偉い人からの呼び出し等々。
「あれ、俺何か悪いことやったかな?」
「変なことしてたかな?」
「何か忘れてたかな?」
要らんこと考えるんですよね。
実際は杞憂なことが多いのですが、つい考えてしまう。
GTDをやるようになって、これらがほぼ無くなりました。
理由は3つ。
・タスク管理ツールに記録することで、忘れるというミス、忘れるかもしれないというストレスをなくすことができ自信が持てるようになった。
・その仕事の目的をはっきりさせてから取り組むので、その目的とは関係ないことは自分の仕事ではないと分かり、自分のやっていることに自信が持てるようになった。
・その仕事の進捗過程を分解して記録することで、「自分の手を離れているかどうか」「どうしてこのような対応をしたのか」が分かり、自信が持てるようになった。
つまり、このような台詞が言えるようになる、ということです。
「はい。○月○日にやっています」
「それはこの件とは違うと思いますので私は分かりかねるんですが・・・」
「その件はすでにメールで回答して、○○さんからの返答待ちです」
「この時は、こういう理由で必要だと判断しました」
こういった台詞、私には到底無理なものだと思っていました。いわゆる「出来る人」だけが言えるものだと。
忘れっぽいことや、焦ったらトンチンカンなことを口走ってしまう傾向、その他たくさんある私の欠点は今も昔も変わりません。
GTDは、それらの欠点にぶち当たることを格段に少なくしてくれました。
ツールに記録するから、そもそも忘れるという話にならない。
自分のタスクについてやってきていることに根拠があり自信を持てるようになったので、焦ることがとても少なくなった。
上司から「ちょっといいかな?」と言われたら、昔は心臓バクバクものでしたが、今はタスク管理ツールさえあれば、そこを見れば全部のことが詰まっているという安心感が、落ち着きを私に与えてくれています。
事務処理や文章作成、その他何かに秀でている人はたくさんいると思います。
それが、上記の、昔の私のような状況で十分に発揮できておらず、周りからも自分自身でも過小評価している人は結構いると思います。
GTDは、そういった過小評価の呪縛から自分を解き放ち、落ち着いて仕事に取り組めて自分の能力を十二分に発揮できる鍵だと信じています。