見通しの立たない仕事の恐怖
タスク管理を始める前の話。
私は得意不得意が自分でも嫌になるくらいハッキリしています。さらに困ったことに、顔に出る(らしい)。
この仕事なーんか嫌だなーと思ったら、周りにはその考えは筒抜けです。
そして、周囲の予想通り、その仕事に関しては、なかなか手を付けない。
手を付けないから締切がどんどん迫ってくる。
なおさら重荷になるから、ますます手を付けたくなくなる。
ギリギリの所で重い腰を上げ、あるいは上司等に尻を叩かれ、やっと始める。
元から嫌だなと思っていた仕事な上に、締切が近いプレッシャーも重なり、とんでもなく低いクオリティの成果しか出せない。ひどい時には、それでいて締切を破る。
こんなに自分は能力が低いのか、と落ち込み、なおさら仕事が嫌になる。
……to be continued
タスク管理以前の私あるあるです。
そんな特徴なのに総務なんかやっていたもので、物の管理とかメチャクチャで、「ずさんな管理でおなじみの」とか言われていました。
なぜこうなるのか。
「この仕事なーんか嫌だなー」を深く見ていくと、仕事の目的、それに至る過程が分からないから、何となく嫌な感じを持っていたのだと分かりました。
やるべきことが分かっていて、完了までの見通しがついていると、この嫌だなー感はかなり無くなる印象があります。
だから、仕事を受けた時には、とりあえず版でも良いので、細かいタスクに分けてその仕事の完了までのプロセスを書き出してみることを強くお勧めします。
じゃないと、上の私あるあるみたいになってしまって仕事場にとても居づらくなります。それが原因で自分を責めて、精神的にとても不安定になってしまうことも、もしかしたらあるかもしれません。
そして、タスク管理以後は、このようなことは殆ど無くなりました。私自身はまったく変わっていないのに、GTDのフローをまわすだけで上手くいくようになりました。
見通しの立たない仕事の恐怖は、自分を確実に蝕んでいきます。
仕事に見通しを立てるには、GTDなどのタスク管理が大いに役立ちます。
実際私はGTDに救われました。
だから、もしかしてこれを読んでいる、同じような経験をして辛い思いをしている人に向けて書いています。
自分は駄目だと決めつける前に、タスク管理をやってみて欲しいと、切に思っています。