笑ってごまかせる自信の付け方
「すみませんねーへっへっへ」
これはですね、私の同僚の女性の言う言葉です。割と忠実に再現しています。ヘッヘッヘの部分は、福田彩乃がする長澤まさみの笑い方の真似をご想像下さい。
この同僚の女性は、社内でとても愛されています。私と同じ部署にいるので、管理部門ということになりますが、全く警戒されずに相手の懐に飛び込むことができるんですね。それを端的に表すのが冒頭の「すみませんねーへっへっへ」。
私だったら、ミスをしたり迷惑をかけたのに笑えるはずがない!と落ち込むパターンです。
本当は笑ってもいい
落ち込む方が仕事に誠実で真面目に取り組んでいるように思えます。でも、相手からしたら笑ってくれる方が助かる時もあります。
昔、ドリフの全員集合で、何にでも過剰反応してしまう奥さんというコントがありました。志村けん扮する仕事帰りのサラリーマンが、桜田淳子扮する奥さんに何か言うたびに極端な反応をして困る、というものです。
例えば、「あー疲れた!風呂に入りたい」「じゃあお風呂沸かしますね」「え!?今から?」「はい……」「なんだよーオレが帰る前に沸かしとけよー」というやり取りから桜田淳子扮する奥さんの独白が青白いスポットライト付きで悲しい音楽が流れ、「私ってダメな女ね……もうあなたの妻である資格なんかないわ……」と始まるのです。
そこで夫役の志村けんが「あーもう」といった困った顔をして一生懸命「悪かったオレが言いすぎたゴメンよゴメンよ!」とフォローします。その後「だってあなた、私のこともう嫌いになったでしょ?」「そんなことないって!」「……じゃあ、私のこと愛してる?」「愛してるって!」「……本当?」「本当だよぅ」というやり取りがあって、今度は明るい色のスポットライトで一転して明るい音楽が流れ「淳子、幸せ!もう泣かないわ!」と言って夫が振り回される、というものです。
コントを描写するのって難しいですね。YouTubeで「ドリフ 志村けん 桜田淳子」で検索すればまだ出てくるかもしれませんので、観てみて下さい。何せ30年前のもので、亭主関白、妻は家を守るものといった考え方を前提にしていまして、今の感覚では「なんだこの夫は!」となりますが。
笑ってごまかせる方法
笑ってごまかせる、あるいは笑わずとも自分の中で自分のミスを大きく捉えすぎない方法は、私にとって急務でした。自分を責め始めると頭が真っ白になって、全ての思考活動がストップしてしまうのです。同僚の彼女のようなタイプであれば「気にしない」で終わりますが、それができないので悩むわけです。笑ってごまかせる等ができるために必要だったのは「そのくらいどうってことない!と言えるほど自信を高める」でした。
自信の高め方
これが難しい!と思いきや、案外簡単でした。2つのことをすれば良いんです。1つは、小さな成功体験を積む。もう1つは、それを記録として残す。これだけです。その2つを含んだ仕事術がタスク管理であり、GTDでした。
完了タスク数、ざっと2900件
私の今現在の完了タスク数、昨年に今の会社に入ってから、大小あわせて2900件です。2900回もタスクを完了させることに成功しているのです。タスク管理ツールが、これって凄くない?と常に自分に問いかけてくれます(多少、いやかなり妄想入ってます)。そして「ああ!凄いね!」と自答します。タスク管理ツールを見るたびに、太鼓持ちが目一杯褒めてくれるわけです。これで自信が大いに付きます。明朝体の太字で「完了タスク数 2900」なんて表示されていたら「ハハーッ!」となりますよね。なりませんか?なりましょう!(笑)
誰にでもできる簡単な自身の付け方
ということで、①小さな成功体験を重ねる②それを記録する、の2つをするだけで、自己肯定感を高める、つまり自信を付けることができます。ここまで具体的なやり方があれば迷うことはないですね。
そして、それができる方法論としてタスク管理、GTDは強くお勧めできます。自信という抽象的で掴みどころのないことをどうにか自分の物にしたいと思っている方、まずはタスク管理をやってみて欲しいと思っています。