ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

目的の見極めの第一歩「上司の依頼を聞き返す」

曖昧な指示

例えば上司から「この間お世話になった○○社さんへのお礼状よろしく」と言われたとして、TODOリストに「○○社へのお礼状」と書いたとします。その後上司がしばらく外出で不在になり、帰ってくるなり「お礼状出してくれた?」と言われて、「いや、文面をチェックしていただこうと思いましてまだ出していません」「そんな細かいことは要らんのだバカモノー!」という話があったとします。

 

「お礼状よろしく」という曖昧な指示を出した上司が悪いのですが、指示を受ける側は「よろしく」という指示の曖昧さを明確にして確認すれば、怒られずに済んだわけです。

 

その仕事の目的を明らかにする

「では、お礼状を書いて、このようなものは早めが良いと思うので、書いたらすぐにお出しして良いですか?それとも文面チェックしますか?」

 

「ああ、そのまま出して良いよ」

 

「承知しました」

 

というやりとりがあれば、何事もなくミッションクリアとなりますね。

 

このような行間を読むようなことは難しいと思うかもしれません。しかし、ある程度は、タスク管理の「見極める(目的を明らかにする)」、そのために必要な「タスクを分解する(段取りを組む)」でカバーできます。この例では「お礼状を作って○○社へ出す」というのが真の目的だったわけで、出すにあたって上司のチェックのくだりが必要かどうかを段取りを組む際に気付いてこちらから確認する必要があった、ということになります。

 

こんな風にして、より怒られずに(?)、ストレスフリーな毎日を送れたら、とても良いものではないでしょうか。

 

目的を見極めるためには

曖昧な指示を明確な内容にするために確認するのは勇気が要るものです。「言ったことを1回で理解できない頭悪い奴」とでも言いたげな目を向けられるような気がするからでしょう。しかし、それは指示する側にとっては、安心の元になりこそすれ、無駄なやり取りではないはずです。「これは自分が理解するためには必要な情報である!」と、堂々と聞くべきです。

 

「もしかしたら違うかも?」とモヤモヤしながら仕事を進めるより、「この方法で間違いない!」と自信を持って進める方がいいですよね。