タスク管理実践時のジレンマ
タスク管理の効能「定時退社」
タスク管理が軌道に乗ると、短時間でより多くの仕事を完了することができるようになります。
すると、早く帰ることができるようになります。どうしても時間外に設定される会議はしょうがないとして、自分がコントロールできる範囲内であれば、ほぼ定時に上がることができています。これは、タスク管理より前とタスク管理以後とでの、私の大きな違いです。
本当に効能なのか?
とはいえ、傍目から見れば、周りより早く帰っているだけですね。「あいつ早く帰っているからもしかしたら仕事少ないんじゃね?」とか思われてもおかしくはない。
自分でも「自分だけ何らかの配慮がされて仕事が少なくて、だから早く帰ることができているんじゃなかろうか?」と思う時があるくらいです。もちろん、そんな配慮がされる理由は無く、普通に一社員として周りと同じく仕事を請け負ってやっています。
そんなだからか、口には出しませんが「あいつ余裕ありそうだから、新しい仕事を任せよう」となるのは自然な流れかと。
これは本当は喜ぶべきことですよね。つまるところ、仕事ぶり(仕事のしなさぶり?)を評価してもらって、別の仕事も任される。サラリーマンとして嫌な気分ではないはず。
でも、「せっかく今の仕事量で早上がりを達成しているのに、なぜ余計に負荷をかけてくるのか!?」と考えるタスク管理実践者もいるはず。
私の苦い体験
私は昔、新しく仕事を任されるのが嬉しくてしょうがありませんでした。そして、ホイホイ引き受けて自滅した経験があります。そんなトラウマから、新たな業務を課されそうになると拒否したくなってしまいます。
公私ともに多大な迷惑をかけてしまったこともあり、自分のキャパシティには相当懐疑的にならざるを得ませんでした。
世知辛い世の中
さらに「毎月定額で使いたい放題のサービスは?」「会社員」という笑い話のようなことが現在はまかり通っていますね。仕事の負荷や量が増えても給料がそんなに上がらないのに、嬉々としてさらなる業務負荷を求める人がどこにいるのかと。
ということで悩み中
じゃあ、わざと効率を下げて、残業をして「ヒーヒー言いながらも頑張ってます」感を演出するか?いえいえ、ご冗談を(笑)
タスク管理ツールに書いてある今抱えている業務を見せて、「こんなに今やっているから、新たに仕事を引き受けるのは無理です」と言い切るしかないのか?それにしても、「いや、君なら大丈夫だ。よろしく」などと根拠の無い励ましをされて、逆に押し付けられるようになってしまうような気もします。
結局このジレンマはずっとついて回るので、「職場はタスク管理の実験場」と考えて、タスク管理のレベル上げに勤しむことが、私にとって今のところの最適解なのではないかと思っています。