タスク管理継続を阻む最大の壁
「面倒くさい」の壁
私はかなりの面倒くさがりです。発達障害由来かどうかは分かりませんが、自分の行動基準として「それは面倒くさいかどうか」はかなり上位にきます。なんて、偉そうに言う話じゃないですね。まぁ、そうなんです。この「面倒くさい」が、実はタスク管理継続を阻む最大の壁だと思っています。
頭が痛いお言葉
タスク管理メソッドGTDの開祖、デビッド・アレンが書いた本に以下の記述があります。
それほど重要でないと判断したものについては、管理、把握、実行における重要性も低いというのが、ほとんどのモデルの考え方だ。しかし、私の経験からすると、これは間違っている。(中略)すべての約束を意識の表面に持ってくる必要があるのだ。(中略)そうやって自己管理システムのしかるべき場所に入れておかないと、必要以上に精神エネルギーを消耗することになってしまう。
(デビッド・アレン「ストレスフリーの整理術」)
つまり「これはあまり大事じゃないから頭の中に入れたままにしておこう」などと考えてしまうのは、「でも、忘れてしまうかもしれない」というプレッシャーがかかってしまい、なおかつ結局忘れてしまうこともあるので良くない、ということなんですね。
どっちみち忘れるんです。絶対に忘れないと言い切れる人はいないでしょう。やりかけの仕事を忘れるかもしれないと思いながらそのままにしておくのは、もうちょっと工夫したら?と言われてもしょうがないと思います。
食べかけの美味しいケーキを、今にも壊れそうな棚に置いて「棚、壊れませんように!(壊れるかもしれないけど)」と願って、いざ壊れたら「ああ!しまった!食べたかったのに!」と悔やむという、そんなことをしてしまっているわけです。
そんな時は面倒くさがらずにきちんと保管できる棚にケーキを置けば済む話ですね。
ここがタスク管理を継続するときの最大の壁であり、逆にこの壁を越えればうまくいくのではないかと思っています。ツール操作の難しさとか、システムの作り込みとかも気になるかもしれませんが、結局は自分、ということでしょうか。