日曜夜の憂鬱をなくすために
私は趣味でアマチュアオーケストラでクラリネットを吹いています。日曜日に練習があったりすると、以前は翌日からの仕事を思い出して鬱々としていました。「明日会社行ったら、金曜日に放り出してきたあの仕事をまずどうにかしなきゃいけないな」とか「あの仕事はそろそろ手をつけなきゃいけないな」などと考えて、極端な話眠れなくなったりしました。
置いてきている仕事に囚われない
タスク管理を始めてから私がとてもその効能を感じているのは、このサザエさん症候群に襲われなくなったということです。別に仕事が金曜日で必ず全部終わるようになったとか、そういうことではありません。相変わらず途中までしか進捗しない仕事はたくさんあります。
しかし、それらのやりかけの仕事を「やりかけですよ」という状態がわかるようにしておくと、その仕事の締切を過ぎていない限り気にならなくなるのです。タスク管理手法"GTD"で言う「頭の中にある気になっているやりかけの仕事を追い出す」です。これができていると、仕事自体が完了しないままですが、その状況にあれこれ気をやむことは、少なくとも私はしなくなりました。
好きな活動をすると、その後に待ち構えてある仕事など、あまり好きじゃない、あるいは大っ嫌いなものとのギャップで、下手すると体調に支障をきたします。
だからと言って楽しむのを少なくすべきだという見方ではなく、やりかけの仕事について不安がってしまうことを除去すれば良いのです。それができるようになると、きっとサザエさん症候群から抜け出せます。
この解放感、GTDでは「水のように澄みきった心」と言っています。この効果はとてつもないです。よろしければ是非ご一緒に。