TODOリストの前で何もできずに固まってしまわない方法
リストを目の前に腕組み
先輩や上司から「やらなきゃいけない仕事を書き出して管理しよう」と言われ書きだしてみたはいいものの、一向に管理できた実感がなく、むしろリストの項目が増えるばかりで頭を抱える。そんなことありませんか。
タスク管理メソッド"GTD"の開祖デビッド・アレンはこのように言っています。
だれでも、あらゆることが頭の中でごちゃごちゃになって、気が狂いそうになったことがあるだろう。だから、リストを作ることによって一時的に安心しようとする。しかし、正しいリストの作り方を知らなければ、それは応急処置でしかない。結局は気が狂いそうな状況を紙に落としただけで、それを見たらまた気が狂いそうになるだけなのだ。
(デビッド・アレン「ストレスフリーの仕事術 仕事と人生をコントロールする52の法則」より)
ただ「これやらなきゃなー」ということを書き出しただけでは、ただただTODOリストを目の前に腕組みをして固まるだけです。
具体的に書いてる?
上手くいかないTODOリストには共通点があります。それは各項目が具体的ではないということです。読んですぐにその行動ができる内容である必要があります。
このとき、私たちの脳内で何が起こっているか。
①TODOリスト「部屋整理」をやろう。
②じゃあ一体何をすれば良いのか。
③机の上から取り掛かろうか。
④でも、まずはベッド脇の台からかな。
⑤いやまて、本棚の整理が簡単そう。
⑥あ、電灯カバーも汚れてる。
⑦ああもう、何から取り掛かれば!?
⑧面倒だ。やめよう。
多かれ少なかれ、こんな感じに陥る人はいるはず。少なくともここにおります。私です。
正しいリスト
TODOリストの①の記載は正しいです。しかしリスト作成時にすぐ②に気が付き、③〜⑥を①に関する具体的な行動として書き出してみてから、実際に取り掛かれば、⑦⑧のようになることは格段に減ります。つまり、③〜⑥のような具体的な行動も書き出してリストの内容にしなければ、頭の中で思考がぐるぐる回ったままになって、行動しないようになってしまうのですね。
些細なことであっても、いや、些細なことだからこそ書き出してTODOリストにすることをお勧めします。その些細なことの積み重ねが、自分を前に推し進めます。些細なことの書き出しは「自分が何かをしている感」がないので無視しがちですが大事です。よろしければ是非ご一緒に。