ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

タスク管理をする暇すらない問題

タスク管理ツールを更新する暇もなく仕事をこなす環境

これは非常に難しい問題です。秒単位で仕事をこなさなければならなかったり、一日に終わらせなければいけない仕事が膨大過ぎる、タスク管理ツールを更新しようとしても、その更新にかける数十秒すら空けることができない、という環境に置かれている人がいるとのことなんですね。

 

GTDの開祖のありがたいお言葉

タスク管理手法”GTD"の開祖デビッド・アレンは、そんな相談に対しては一刀両断。極論ではないかと思ってしまうくらいバッサリいっています。

だが現実には、私がアドバイスしているようなリストを面倒だと感じ、GTDをやる必要ないと考える人たちがいる。
「全部書き出すのですか? すべてについて必要な行動を定める? それを……いくつかのリストにして、プロジェクトのインデックスを作って、毎週2時間かけて全部見直して、リストを完璧な状態に保つ? ご冗談でしょう。私にはそんなヒマはありません」
ほとんどの人は、これまで試してきたシステムで失敗してきているのだ。それらのシステムは不完全で、最新の状態を保つことができないものだったり、導入コストに見合うだけの効果を発揮するようなものではなかった。
(デビッド・アレン「ストレスフリーの整理術 実践編」より)

 

デビッド・アレン、自信満々の巻、と命名したくなるような一節です。要は、GTDをちゃんと運用できれば上手くいくという話のようですね。ホントなのか??

 

50%は本当

私の実感としては、今のところデビッド・アレンの言う通りだと半分くらいは思います。しかし、残りの半分、他人にも同じことが言えるかというと、難しいと言わざるを得ません。

 

ただ、1つ言えることがあります。それは、最初からできないと決めつけていやしないかということです。ツールへの入力は、難しいタスク分解がなければそれこそ数秒から数十秒です。その時間すらとれないのか、もう1回考え直しても良いのではないかと思っています。

 

やり方を変えるときは誰でも抵抗感を覚えるものです。その抵抗感によるメンタルブロックが外せたらGTDの恩恵を受けることができるかもしれません。