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「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

打たれ弱さはタスク管理でカバー

どうしようもない打たれ弱さ

自分でもびっくりするくらいに打たれ弱いんですね。相手にそこまでの意図はなかったとしても、息が浅くなり思考が極端に遅くなってしまいます。どこぞの記者会見ではありませんが「頭が真っ白に……」という状態になりやすいのです。

 

どうやら、自分の中には、相手の言葉に含まれるネガティブな要素を増幅して受け取ってしまう傾向があるようです。深読みし過ぎ、曲解と言い換えることもできるかと。これが私の考える「打たれ弱さ」だと考えます。

 

自分で勝手に深読みしてショックを受けて一時停止状態に陥ってしまうなんて、周囲からしたら本当に世話ないですよね。

 

打たれ弱さ対策

筋肉を鍛えるように打たれ強くなれるのか。できるのかもしれませんが、おそらく脱落者多数で非常に危険なやり方だと思います。打たれ弱さを変えずに、どうしたら打たれないかを考えるのが良いと思います。

 

そこで、おそらく有効であろう方法として以下2つをお伝えしたいです。

  • あえて額面通りに理解
  • 上手に責任転嫁

 

あえて額面通りに理解

相手の言葉から、なかば無理矢理にでもネガティブなメッセージを引き出して増幅してしまう「深読み」癖があるのであれば、その深読みをしなければ良いわけです。

 

そのためには、具体的な表現に言語化して書き出すことで、自分の頭の外に出して固定化するのが良いと思います。

 

「この申請書類、きちんと書いてね」と言われたなら、「きちんと」という言葉に必要以上のプレッシャーを私は感じてしまいます。そこで、「きちんと」の内容を「文字を間違えない」「提出期限までに提出する」という具体的な表現にして、「文字を間違えずに、期限までに申請書類を提出する」と紙か何かに書き出します(これを「額面通りに受け取ること」とお考えください)。

 

そうすると、文字を間違えず、期限までに提出すれば、他は何をしても良いのだなと思えるんですね。額面通りに受け取ることによって、「きちんと」の言葉から類推して「もしかしたらできるだけ早く出した方が良いかもしれない」「周りの迷惑にならないよう誰にも相談せずに申請書類を書き上げなければいけない」といった変な深読みに縛られることがなくなります。

 

 

上手に責任転嫁

さらに、書き出したものは、精神的にも自分からの距離感があるので、客観視できます。アサッテの方向に深読みし過ぎて自分の責任だと思い込む癖のある私は、目の前に書いてあることに従うだけという責任転嫁をして、この自責傾向から逃れることができています。

 

いずれもタスク管理で実現

この2つの方法は、タスク管理で実現することができました。私が実践しているタスク管理手法"GTD"では「まず頭の中にあるやるべきことを追い出して一箇所に書き出そう」「書き出したやるべきことの目的やそれに至る手順も明確(書き出す)にしよう」というルールがあります。GTDのルールに則って毎日の業務タスクをこなしていれば、自分の打たれ弱さは相当カバーできます。

 

しかし……

タスク管理で相当カバーできるようにはなったものの、それでも精神的なダメージを完全に回避することはできません。

 

今の会社では障害者雇用で入社した当初、社長との面接で「何か配慮することはないでしょうか?」と言われて咄嗟に口走ってしまった「怒らないでください」という情けないお願いが功を奏しています。驚くべきことに、社長やその他周囲の方々はそれを守り続けてくれています。その点については、タスク管理によって業務の質と速さも向上し、そのお返しになっているかなと自分で勝手に考えていますが、周囲の方々はどう思っているかは分かりません。

 

そんな周りの神対応に守られつつ、それでも精神的なダメージを受けることがあります。その対応策は、今のところ模索中です。

 

ただ、タスク管理がなければ、ひのき棒と布の服で竜王に戦いを挑むような(ドラクエⅠを知らない人すみません)、完全に勝ち目のない毎日を送っていたと思います。