ボールをパスし合ってゴールを決める。サッカーではなく職場での話。
助け合いの精神と言うと弱々しく聞こえますが、それが間違いなくチーム成功の核となり、個々の知性を凌駕するのです。助け合いの精神とは、私がすべてを知る必要はないということです。支えあうことのできる人たちの中で働くだけでよいのです。
助け合いの精神とは、私がすべてを知る必要はないということです。
2割のエースが8割の収益を上げる
パレートの法則はどこにでも適用できる、という話はよく聞きます。2割の優秀な営業マンが会社の8割の収益を上げるという話をきけば、なんとなく納得できてしまいます。
この記事はそれを真っ向から否定するような、そんな内容です。
生産性の高いチームとは
Googleが行った、チームの生産性に関する調査があります。チームの生産性を上げるために大事なことは心理的安全性だという調査結果が出たそうです。
心理的安全性といわれても、具体的には何を意味するのか。なかなか分かりかねていました。ただ、今回の記事にその答えがあったように思います。「私がすべてを知る必要はない」です。知らないなら、別の人が助け船を出してくれる。なんのてらいもなく、別の人にお願いできる。
ボール持ちを明らかにすることが大事になってくる
すべてを知る必要がない、が許されるのであれば、逆に知らないことに関してはスムーズに他人へ委ねることが必要です。必要以上に自分で抱えこまず、遠慮なくボールを誰かに投げられる。これが許容されているチームであることが必要です。
心理的安全性に必要な「ボールの投げ合い」を容易にする環境。「この件、この先お任せします」「よしきた」というやり取りを後押しするようなシステム。業務タスクを把握しながら、同時にそれらすべてのタスクについてボールの所在が自分にあるかどうかを可視化するツール。
タスクペディアを使っていただいている方は、そんな観点からも、積極的にご使用いただければと思います。