完了までの見通しが絶対だと考えると、余計な不安を作ってしまう
こんなツイートをしました。
"仕事には「トンネルに覆われて見えなくなる区間」というものがありうるのだな、ということを知りました。"
— 小鳥遊7/14イベント (@nasiken) 2018年6月24日
見通しが立つ/立たないというのは、かなり自分にとって大きいです。ただ、「今はトンネルにいるのだ」と諦めるのもありなのかもと思わせてくれました。 https://t.co/SkIKMG2BRG
タスク完了までの見通しの大切さ
あるタスクが終わるまでの手順が明確になっていると安心してそのタスクに取り組むことができます。脇目も振らず目の前の手順に集中することができます。
例えばこんな感じに、企画書の原案を作って、Aさんに相談して、企画会議を経て、部長へ企画書を提出するところまで一望できると、とても安心して取り組めます。
GTDでは「ネクストアクション」と「ゴール」のみ
ところが、GTDではネクストアクションとゴールを決められればそれで良しとしています。
下の画像は、ひばち(@Evaccaneer )さんと開催している「自分は要領が良くない、と思い込んでいる人のための仕事術【実践編】」で使用しているスライドです。
そこにあるのは、ゴールとネクストアクションだけです。その次、またその次のアクション(手順)は決めていません。
そもそもGTDでは次に取るべき具体的な行動を決めることは要求されていますが、その後の手順については必須ではない(というか、決めろとは一言も書かれていない)のです。
それでも完了までの手順を埋めたい自分
私は、仮であってもいいので完了までの手順を埋めることを基本的におすすめしています。その理由は2つ。
- タスクの分解のスキルが上がる
- 仮であっても見通しがつくことは気持ちを落ち着かせる
特に、2つ目は私にとって切実で、行き先が不透明なタスクを抱えると、とても不安になります。その不安は、他の仕事やプライベートにまで悪影響をおよぼしてしまいます。
トンネルの時期があることを受け入れる
それでも、ゴールとネクストアクションだけ決まっていて、その間は何も見通しが立たない仕事をしなければならないときがあります。
これをやっていれば次第にゴールに近づくと、なんとなく予測がついていたらまだマシです。それすらも分からない状態だと、かなり不安で、心ここにあらず状態になります。
まさにそんな仕事をかかえているときに、冒頭の記事を読みました。「トンネルはトンネルのままでよい」というメッセージだと私は思いました。考えてみればあたりまえのことかもしれません。私にはトンネルを受け入れる覚悟がついた気がしました。
分かる人にしか分からないかもしれませんが、ドラクエ1の洞窟で、レミーラではなくたいまつでいけるようになろうと思いました。
……って、本当に分かる範囲狭いですね。1980年代後半のファミコン世代にしか通じなさそうです…。