仕事のボールを投げても手離れできない感が払しょくできない問題について。
とても気づきのあるやりとりをさせていただきました。
この問題、ありますよね。
— 小鳥遊@8/25ワークショップ (@nasiken) 2018年8月22日
イベントでもよく質問されます。
この場合は、自分が止めてしまっている状態を免れるにすぎないので、完全な手離れ感を味わえない。#タスクペディア https://t.co/aeuXyNc9ob
これよくある。そして突っついて感謝されることもあれば嫌な顔をされることもある。難しいところですなぁ…。(でも突っつくけど)(だってそれも仕事だから) https://t.co/FAOd9ecv2I
— 高西愛美(Manami Takanishi) (@manalog29) 2018年8月22日
苦労は絶えないですなぁ…。
— 小鳥遊@8/25ワークショップ (@nasiken) 2018年8月22日
うすーくボールを持っている負担感と、突っついたら嫌な顔されるんじゃないかという不安感から逃れられないですからね。 https://t.co/qxO7qp7ZkX
小鳥遊さんのツイートで気付いたけど私不安感はないかも。
— 高西愛美(Manami Takanishi) (@manalog29) 2018年8月22日
☑︎だって進めなきゃ進まない
☑︎〆切から逆算したら今やってもらわないと後々困る
☑︎そして何より止めているのは自分じゃない
という自分正当化材料が揃ってるから、お伺いの立て方はもちろん工夫するけど、深層での姿勢は割と強気。 https://t.co/TqUwIKIzwJ
なるほど!
— 小鳥遊@8/25ワークショップ (@nasiken) 2018年8月22日
確かに、深層での強気が持てているときは、比較的不安を感じずに進められている気がします。
この強気をうまくコントロールするのが鍵かもしれませんね。 https://t.co/7XCJURs1Xf
タスクペディアの話に端は発しましたが、仕事への姿勢という大きなテーマに発展しました。
手離れ感を味わえない
担い手は他人になったものの、その後で自分にまた返ってくる類のタスクについて。ボール持ちは自分でなくなったのに仕事が手離れした感がないという話。
後輩と一緒に仕事をしたり、職位が上がったりすると、このようなことはよくあります。「結局、当方ボール持ちのままにならないでしょうか……」と、イベントでご相談を受けます。
手離れ感の濃淡
それでも自分は、先方ボール持ちが多く並ぶタスク管理ツール画面を見ると安心感や解放感を覚えます。
もしかしたら白か黒かではないのかもしれないな、と思いました。タスク完了を手離れ感100%だとしたら、先方ボール持ちは80%や50%、場合によっては手離れ感は30%ぐらいなこともあるのではないか、と。
仕事覚えたての新人さんに振るときなどは、おそらく手離れ感は30%やそこら。自分が直接手を下せない分、逆に負担増かもしれません。
タスクペディアの色合い通りに「このタスクは当方100%!」「あのタスクは先方100%!」と塗り分けられないものなのかもしれません。
それでも色分けは大事だと思う
簡単には塗り分けできないにしても、私はボール持ちのタグはあった方が良いと考えています。それは、上の高西さんのツイートにもあるように、少なくとも止めているのは自分ではないという(自分の自分に対する)赦しがあるからです。
この赦しは、ともすれば責任逃れの方便にもなってしまうのですが、必要以上のプレッシャーを自分にかけるのを抑える大事なものだと感じています。
その分、強気で介入する
その代わり、進捗に支障の兆しがあれば、すぐさま強力に介入する覚悟を持つことが必要となります。その際、即座に「締切から逆算したら、この段階は今日必ず終わらせなくてはいけないのです!」と介入するためには、タスク分解によって完了までの手順に見通しがついている必要があるかと思います。
この見通しという後ろ盾があるからこそ強気でいることができ、強気でいられるからこそ他人へボールを渡すことに対する安心感を覚えることができるのではないかと考えています。
最後に
タスクの手離れ問題に関して、なかなか納得感のある解決策はまだ見いだせていません。しかし、すべてのタスクを自分ボール持ちにするのは現実的ではないですね。ツールで「タスク分解による完了までの見通し」を得て、自分の中で「見通しに支えられた、介入する勇気」を持つことができれば、手離れできない感を少しは払しょくできるかもしれません。