強みがあるからこそ、時間の見積もりが甘くなる。
分かったような気がしました。タスクの所要時間の見積もりの甘さ。どうして人は見積もりが甘くなってしまうのか。
それは、プライドです。

- アーティスト: 今井美樹
- 出版社/メーカー: FOR LIFE MUSIC ENTERTAINMENT,INC.
- 発売日: 2016/11/16
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「私は今」とか歌っている場合じゃないですね。って、世代を選ぶネタですみません。
私が定期的に開催しているイベント「自分は要領が良くない、と思い込んでいる人のための仕事術」での参加者事前アンケートに、時間の見積もりが甘いという悩みが必ずと言っていいほどあります。
でも、見るからにルーズそうな人だな!という方はあまり見受けられないんですね。実際イベントを開催してみると。
むしろ、真面目そうで、仕事ができそうな人がかなり多いのです。それなのに時間の見積もりができないなんて、ピンポイントでそこだけ弱点なのかなと思っていました。
多分違います。
真面目だからこそ見積もりが甘くなってしまう。
スキルや経験があるからこそ見積もりが甘くなってしまう。
今私はそう仮説を立てています。
「期待されているのだから」と無理な制限時間に挑んでしまう。「頑張ればきっとできる」「自分にできないはずがない」と思いたくて不可能な締切で終わらせようとしてしまう。
「真面目なのに」「スキルや経験があるのに」ではなく、「真面目だから」「スキルや経験があるから」時間の見積もりを見誤ってしまうのでしょう。
その枷(かせ)を外すにはどうしたら良いのでしょうか。私のような痛い目に遭わなければ分からないのでしょうか。それじゃあんまりです。
解決策の1つは、「実際に自分がどれくらい時間がかかっているかを客観的に知る」です。日本が誇るタスク管理界の金字塔「タスクシュート時間術」は、これを実践できます。
タスクシュート用のアプリなどを使わなくても、自分の行動の所要時間を記録すれば、「自分はこんなに時間がかかっているんだ」と知ることができます。
時間の見積もりがどうしても甘くなってしまう人。それは自分の弱点からくるものではありません。むしろ、強みがあるからこそ生まれる悩みだと思って差し支えありません。
ただ、悩みは解消したいですよね。一回、自分の行動記録をつぶさに取ることをお勧めします。客観的証拠が自分のプライドをいい感じになくしてくれます。
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