よくあるタスク整理法と一線を画す「手順書」づくりとは?
私がタスク管理らしきものに手を染め始めた(犯罪ではないですが)頃、貪るように読み漁ったタスク管理関係のネット記事やブログ。
嬉しいことに、今ではその執筆者の方々と知り合いになったり、イベントを一緒にするようになりました。
そんな中の一人、jMatsuzakiさんには拙著「要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑」をブログでご紹介いただきました。もう本当に嬉しくありがたいです。
私が注目したのが、こちらのリード文。
しかし、数々のタスク管理メソッドを実践してきたわたくしjMatsuzakiから見て、本書にはタスク管理的に圧倒的に目を見張るユニークな手法が組み込まれています。
おおっ!そうなのかっ(笑)
読み進めていくと、タスクと手順に仮の締め切りを入れるのがユニークなのだとのこと。
並べてみると良くあるタスク整理法をまとめたように見えますが、一点、通常のタスク管理手法ではほとんど採用されていない手法がここに組み込まれています。
それがSTEP4のタスクと手順に、仮の締め切りを入れるです。このSTEPがあることによって、本書はタスク管理的に実にユニークで、他の手法とは一線を画す手法になっていると思います。
本でいうと、ここのページです。
このような手法が、自らを“要領がよくないと思い込んでいた“著者から出てきたというのは、実に面白いことだと感じました。
jさんのおっしゃる通り、ここは面白い(他のタスク管理ではあまり例を見ない)ところだと思います。どうしてなのか。それは、「タスク管理をやろう」としてこのやり方を編み出したのではなく、「自分の要領のよくなさをサポートしよう」とした結果だからだと私は考えています。
私は面倒くさがりなので、全部に締め切りを設定するなどという手間のかかりそうなことは、既存のタスク管理の知識をひとしきり得ていたらまず考えつかなかっただろうと思います。
私は締め切りが大の苦手でした。会社の面接で「苦手な仕事はなんですか?」と聞かれ「締め切りのある仕事が苦手です」と言い放ってしまうほど。
2社で合計2度の休職を経て、そんな私にほとほと愛想を尽かしました。その結果、自分への逆ギレを起こし、
「抜け漏れしがちだと?……だったら全部書き留めておけばいいだろう!」
「それと、締め切りを破りがちで怖いだぁ?……なら細かく締め切りを書いておけば進めるペースが分かって破らずにすむだろう!」
「ええっ!?そんなご無体な!」
「つべこべいわずにとっととやるんだ。もう同じ失敗は繰り返したくないだろう?」
「……はい……」
という自問自答(自悶自闘?)の末に出来上がったのが、拙著のCHAPTER1の「手順書のつくり方」なんです。ちょっと表現盛りましたけど(笑)
この方法論は、タスク管理メソッド"GTD"にとても似ているということが分かり、以後私はタスク管理沼にハマっていくことになります。ただ、jさんのいう通り、細かく締め切りを設定せよという指示はGTDにはなく、タスク管理的には独特なものだと思います。
では、「細かく締め切りを設定する」ことがあなたにどんなメリットをもたらすのか。
それは、jさんのブログで分かりやすく説明されていますので、このブログの続きはこちらで!
さらに、jMatsuzakiさんのブログでの書評もお読みいただければとっても嬉しいです!