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私のタスク管理ツールの特徴(特にクラウド版)

私のツールの特徴
私のタスク管理ツールを人様にお出しするにあたり、何が特徴的なのかを言語化しようかなと思いまして書きます。私のタスク管理ツールの大きな特徴は「情報の一元化の徹底」と「ボール持ち概念の導入」です。その他は至ってシンプルです。

 

上に挙げた「情報の一元化の徹底」「ボール持ち概念」という2つの特徴だけでも、私はこのツールを作って良かったなと思っています。なぜそう思ったか。カギは「衝動性」「自責傾向」です。私の持つ特性であります。

 

衝動性をカバー
情報を一元化することで、つい他の刺激に目が向いてしまうという傾向「衝動性」をカバーします。机の上にある山と積まれた書類、未読メール、会社から貸与された携帯端末への通知、周囲で話されている業務についての会話。それらが混然となって自分を取り囲みます。全てに対して全方向の注意を払いつつ、1つの仕事に集中するのは、少なくとも私にとっては至難の業です。

 

かと言って、全方向の注意を放棄するとやり漏れが必ず発生してしまいます。これを解決するにはどうしたら良いのか。「ここさえ見ていれば、全部の仕事の情報が集約されている」というダッシュボードのような存在を作ることです。

 

GTDが想定するモデルは、全ての情報をいったんは1つのinboxに入れるものの、最終的にはいくつかの「リスト」に分けて管理することになります。慣れればどうってことないものなのかもしれませんが、私にとっては1つに集約されていなければ意味がないのです。「ここさえ見ていれば大丈夫」という情報の一元化により、目移りしてしまうこと、その結果やり漏れが発生することを未然に防いでいます。

 

自責傾向をカバー
一言でいえば「責任転嫁」システムです。自分がボールを持っているものとそうでないものを分けて、自分がボールを持っていない仕事については責任を感じないようにする仕組みが、私のタスク管理ツールの特徴「ボール持ち概念」です。

 

責任転嫁と言うと悪く聞こえますね。言い換えれば責任の所在の明確化です。どちらも同じです。ツールを使用している本人にとっては言い方はどちらでもよく、大事なことは、必要以上に責任を背負い込むのを防ぐことです。

 

普通のタスクリストやTODOリストでは、全ての仕事タスクが、誰がボールを持っているのかの区別なく並びます。これでは、真面目で責任感の強い人、つまり自責傾向の強い人は全てを背負い込もうとしてしまいます。その行く先は「うつで自滅」です。

 

全ての仕事タスクについて誰がボール持ちなのかを視覚化する仕組みがあれば、自責傾向の強い人がうつ一直線に突っ走るのをある程度引き止めることが可能であると考えています。

 

その他はシンプル
上に挙げた2つの特徴以外はシンプルであるということは、「他の機能に乏しい」というネガティブな意味合いでなく「シンプルだから分かりやすくて使いやすい」という積極的な特徴と捉えています。ツールですので、機能がたくさんあったり、見た目が使いにくそうだからと見向きもされなければ意味がありません。

 

私は、タスク管理ツールは最終的に個々人にカスタマイズされるのが最上と考えています。そのための材料として、私のツールをお使いいただければと思っています。もちろん、そのまま気に入って使っていただけたら作成者として無上の喜びですが、それはそれ、です。

 

そんなことを考えながら、クラウド版のタスク管理ツール企画をワクワクしながら進めています。来春ぐらいにはリリースできると思います。今からとても楽しみです。