幸せなバカ
GTDには、
やるべきことを考えないでよい、という贅沢
「行動するのみ」という状態でいられる「幸せなバカ」
という考えがあります。
今やっていることの他にやらなければいけないことがあるんじゃないか?
と疑念が湧いてきて、無駄なエネルギーを消費したり、その間気になって今やっている仕事が手につかない時だってあります。
これが、生産性を低くする要因です。
オフィスの火災保険の更新についての稟議書を書いている最中、
役員を含めたミーティングの日程調整を上司から頼まれたのを思い出し、
そういえば国からのアンケートまだやっていないけど返送期限はいつだったっけと気になっているうちに、
物流会社へ、商材の送り先の変更の連絡を忘れたことを思い出した途端にその物流会社から電話が入って青くなったり、
そのうち、オフィスの火災保険の稟議は後回しになってほったらかし。
これ、情けないことに「昔の自分あるある」になってしまっているのですが、
こんな状態では、生産性アップどころの話ではないですね。
もしかしたら、役員とのミーティングの日程調整は明日やれば済むことかもしれない。
火災保険の稟議書は、今すぐ書き上げなければいけないものではない可能性もある。
アンケートはそもそも任意提出で、やらなくても良いかもしれない。
すぐに実行すべきだったのは、物流会社への連絡だったんじゃないか。
業務タスクを把握していると、まずこういう判断をするテーブルにつくことができます。
その上で「まずやらなきゃいけないのは何か」と選択でき、
その時、その他の業務タスクは「今、やらなくていいこと」として頭の中から追い出すことができます。
そうして、「物流会社へ電話をする」という行動だけ考えればよいという状態になります。
これが「幸せなバカ」な状態です。
GTDによる「信頼できるシステム」の恩恵にあずかると、とっても幸せなバカになれます。