忙しさという言い訳
「いやー、今いっぱいいっぱいで……」
と、最初に言ってきて、暗に「だから、自分に仕事を頼まないで下さい」と伝えてくる人、いますね。
それは、
自分の仕事をうまくこなしきれていない
その組織のマネジメントがうまくいっていない
のどちらかが原因であって、仕事を依頼する人への断りの理由にはならないのですが、立派な口実となっている気がします。
やりかけの仕事を積み上げておくと、自分にとって都合の悪いことや、難しいことを、先延ばしにしたり無視したりし始めます。
そのような状態は、やりかけの仕事に囲まれて忙しい有能な自分という架空の想像に酔っているのだと思われます。
GTDは、そんな妄想から目を覚ませてくれます。
目の前にどんな仕事があるのか
具体的にどんな行動をすれば良いのか
を示唆してくれるので、無駄な労力を仕事に費やすことを減らしてくれます。
GTDこそが「忙しすぎて何を考えていいのかわからない状態」を止める唯一の方法だと、気づいていない人があまりにも多い。
というのは、GTDの開祖デビッド・アレン氏の言葉です。
自分の「忙しさ」にうっとりとしている時があったら、(唯一かどうかは分かりませんが)GTDでさっさと仕事を片付けた方が、心身に良いはず。
それでも処理できない程の仕事を抱えているのであれば、それは自分の責任ではなく、仕事を振った上司の責任と割り切って、「この仕事、今の量だと期限までにできないんですけど、どうします?」と転嫁しましょう!