ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

GTDのフロー「レビュー(見直し)」について考えた3つのこと

第19回のきばトークを拝聴しました。


のきばトーク19

 

テーマは「タスク管理と効率化」

のきばトークでの「レビュー」について佐々木さんの話を受けて考えました。

ここでの「レビュー」は、GTDの「レビュー(見直し)」という解釈で、話を進めたいと思います。

 

具体的には、以下4つのことを行うと考えています。

・発生していてリストに追加していないタスクを追加

・すでに完了しているタスクを削除

・プロジェクトの目的に照らし、それを構成するタスクの追加、削除、修正

・タスクのステータス(自分のアクション待ち、他人アクション待ち、いつかやる、カレンダーに書いておけばよいもの、ただの資料)を変更

 

1.レビューによって改善してどうなる?

 

レビューによってより目的に沿う適切な形にタスクは修正されますが、佐々木さん曰く「それが本当に自分の人生の役に立つのかは分からない」のだそうです。より良い髭剃りのシェーバーを使うことで、髭剃りというタスクの質(時間や効果)は向上するものの、良い品を使用することでより費用はかかっている。「これって本当に良いの?」という疑問。

 

確かに、それによって余計な費用とか手間がかかったら意味がないですよね。仕事のみにタスク管理を利用している私の場合を考えると、「仕上がりが少し雑になるけど、『フォントや改行の位置の確認』タスクは面倒くさいから削除!」「言われていないけど頼まれた資料の見栄えを良くするタスクを追加しよう」といった感じでしょうか。

 

面倒臭がりの私は、レビューの結果はできるだけ面倒くさくない、やらない方向に向かうからというのと、そもそも仕事のみなので自分の人生や価値観に影響を与えるような大した関心事ではないからという理由で、この問いを投げかけることはありませんでした。

 

とはいえ、仕事上であっても、今後必要になる局面もあるかも知れませんので、この問いは大事にしていきたいと思いました。

 

2.長期レビューはやらない

 

佐々木さんは、長期レビューはしないのだそうです。同じ理由からかどうかは分かりませんが、私もしていません。

 

最初はやろうとしましたが、「自分の人生の目的」どころか「ここ5年くらいでなりたい自分」とか、具体的なイメージがあって、ブレイクダウンして、といった手法で大きな目標・目的をタスク管理に落とし込むのにはことごとく失敗しました。1つのプロジェクトが結果的に数か月にわたるものになったとしても、それは最初から数か月後を見越してやっているものではありません。基本的には数日後、長くても1か月後くらいまでしか私の照準は届きません。よっぽど具体的で現実的なスケジュールが決められているもの、例えば法律で進捗がキッチリ決められている会社の組織再編などは別ですが。

 

こうなると、いつかやるリストの意味がなくなってきます。その通り、「いつか」というステータスになっているタスクは、ほとんど休眠タスクです。「会社宛にきた年賀状を整理する」とか、いつかやれればいいやと思って、まだ手を付けていません。ああ、これはだめなやつだ(笑)

 

私にはそういった長期的な展望をブレイクダウンする忍耐力のようなものがちょっと足りないのかもしれません。

 

3.やっぱり「週次」レビューは自分には無理

 

のきばトークの中で展開された話ではありませんが、放送を聴いて連想したことです。

 

長期的な展望のブレイクダウンをする忍耐力に加えて、一週間程度タスクのことを覚えておくという自信も無いので、私は「週次」ではなく「常時」レビューをしています。「あのタスクどうだったかな?」とか頭のモヤモヤを解消するのが目的なら、そのタスクを実行した直後にその後の段取りを再構成したり、未登録のタスクを書き込んだりするべきではないかと考えます。

 

もしかしたら、これはそもそも「レビュー」に対する定義の違いによるものかもしれません。違う考え方であれば、週次レビューは私でも意味のあるものになるのかも。

 

などとツラツラと書き連ねましたが、のきばトーク、非常にタスク管理について考える良い刺激になり、楽しく聴かせていただきました。