副業をする余裕はどこから?
副業をやる余裕なんてない!
仕事で疲れると副業どころではないですよね。副業するには本業の精神的負荷の上にさらに副業のそれが乗っかってくるわけです。それに耐えなきゃいけないんですが、なかなかできないですね。
多くの人は、本業の残業に追われてヘトヘトになっていると思います。仕事を終えても、常にあの案件のあの地雷が爆発しないか、明日職場に行ったら忘れていた仕事がその日締め切りという状態で口を開けて待っていやしないかと、いつも不安に苛まれる。そんな毎日を、タスク管理以前の私は過ごしていました。10年前くらいの当時、「副業」という言葉自体はありましたが、今ほど注目されてはいませんでしたし、私も会社の仕事をこなすのに精一杯で、副業をやる時間的・精神的・体力的余裕すべてがありませんでした。
副業をやる余裕を生み出すために
では、副業できるだけの精神的余裕を持つにはどうしたらいいか。仕事で消耗しなければ良いわけです。そのためには、「仕事を終えたらその仕事についての不安がない状態にする」ということが大事だと思います。そんな状態にはどうすれば到達できるのか。全ての仕事とその進捗を把握する、どれがどれだけ進んでいるか、そしてどれがどれだけ進んでいないかを把握すると不安がなくなると感じています。
不安はやりかけの仕事から生まれます。もっと厳密にいうとやりかけの仕事があってその仕事がどれくらい残り作業があるのかが不明な時に不安が生まれると言えます。そうでないときは不安にならない。このことを本当に実感しているかどうかが大事だと思います。
実は余裕をなくしているのは他ならぬ自分
会社を出たら実は今日が締め切りだったと気が付いたとか、どう考えても100時間必要なのに明後日までに仕上げなければいけないことが分かった、とかだったら話は別ですが、そうでない限りは、見通しのついていない仕事を抱えて自分で不安を作り出して自分を苦しめていることが多いと考えます。ちょっとしたこと、例えば「Aさんにメールを出し忘れた」ということを思い出しただけで最悪のシチュエーションを想像して頭が真っ白になってしまうようなことが多々ありました。自分で勝手に思い込んで自分の首を絞めているのですね。
自分を責める自分を排除する
以前とは違い、今の自分はそれがほぼありません。タスク管理ツールに全部の仕事を書き出しているので、ひょっと思い出してうわぁ!となる恐れがありません。お陰で会社を出たときから家族のこと、趣味のこと、そして副業のことを安心して考えることができるようになりました。タスク管理を始めてその効果に驚きました。
余裕を生み出した自分が行う副業
タスク管理を運用することで生み出した「余裕」を使ってやる「副業(会社の仕事とは別の活動の軸、みたいに考えて下さい)」は、タスク管理を広めることです。ブログを毎日更新していることから、余裕があるんだなくらいはお分かりいただけると思います。タスク管理でつくった余裕でタスク管理自体を広めるとは少々(?)奇特ではありますが、本業と副業が良い相乗効果を生み出しているなと実感しています。