ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

実行したくなくなる業務タスク

「なんかやりたくない」
やりたいこと、やるべきことを書き出して「あ~あ、なんかめんどくさいなぁ」と思うことはありませんか。やらなきゃいけないし、積極的にやりたくなくなるような環境でもない(やって終わらせる度におにがやってきてやる前の状態に戻されるとか)のに、取り掛かることができない。考えてみれば不思議ですね。

 

「なんかやりたくない」という気分の根源
どのようなときに「なんかやりたくない」と思うか。経験上、何から手をつければいいかわからない状態のときにやりたくないと思うことが私は多いです。

経営者をコーチするときは、「長期的」と呼ばれているプロジェクトをまずは明らかにすることにしている。(中略)「長期的な」プロジェクトに関して私は訊く。「これらを達成するための次の行動は何ですか?」。
たいていの場合、彼らは答えを持っていない。そして、次の行動が決まっていないことについて、なんとなくきまり悪そうにこんな弁解をするのだ。「ま、でも、ほら、これは長期的なプロジェクトだから……」。

目標がどんな遠くにあろうと、本当に達成しようという誠実な気持ちがあるのなら、目標に近づくために今すぐできることが何があるはずだ。「火星旅行に行く!」というプロジェクトであっても、次にとるべき行動を決定することはできる。
(デビッド・アレン「ストレスフリーの仕事術 仕事と人生をコントロールする52の法則」より)

 

次にとるべき行動が分からないとき
やりたいこと、やるべきことに着手できないときは、上記のような場合であることがほとんどです。そして、そんなときに自分の中では何が起こっているかというと、大した動きがない場合が多い。

 

「やりたいんだけどッ!やれないッ!なぜだァッ!」といった自分の中での大きな葛藤でも生まれれば「取り掛かれていない自分」に対する危機感は否が応でも煽られます。しかし実際は、「うーん、ちょっとやめとこ」くらいの気軽さで取り掛かることをやめてしまう。そんな感じじゃないでしょうか。お気軽であるが故に、やろうとしたけど実行に取り掛かれないタスクが続出するんですね。

 

無理矢理にでも次の行動を設定する
やってみたいけど絵に描いた餅に終わりそうな気配濃厚なことは、とりあえず次の行動を無理矢理にでも設定し実行する。その繰り返しが、当初はできないかもと思っていたことを実現へと導くのではないかと思います。

 

人と約束をする。それに使う物を買ってしまう。場所が必要なものであればその場所を確保してしまう。そういった行動を1つ1つ重ねることで、いつのまにかグイグイ自分を実行完了まで引っ張って行ってくれます。

 

そのための方法論を自分で打ち立てるのは困難ですが、GTDのフローは「次にとるべき具体的な行動」を見つけて実行し続けていくことを強力にサポートしてくれています。実行したくなくなる業務タスクをかなりの数減らしてくれることうけあいです。