何のためにタスク管理をしているのか、実感できた日。
こんなツイートをしました。
何のためにタスク管理をしているのか。今日は、この問いに明快な答えが出せました。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年12月16日
この人の役に立ちたい!という目的のために使うことができました。
詳しくは明日のブログに書きたいと思います。
私は、管理部門で法務担当をしています。契約書の内容をチェックしたり、ときには案件に合わせて契約書を一から作ったりします。
昨日、ある部門の打ち合わせに呼ばれて、行ってみると、とある案件の契約書を一から作って欲しいという依頼。ここまではよくある話。
その依頼メンバーの1人が、お子さんに重い障害を抱えていらっしゃるのです(これ、書こうかどうか迷いましたがギリ特定できないとみて書きます)。
しかしその方は遠慮深く、ご自分の事情をなかなか言えないタイプ。
その方が契約書をお客様のところに持って行ってクロージングするのが木曜日。その方はお子様の世話で水曜日がお休み。
契約書を一から作ることと社内手続きを考えると、通常のスケジュールであれば間に合いません。
その方、絞り出すように「水曜日は……家庭の事情で……」と言いました。
その方の事情を想像するとどうしても何とかしたくなりました。同じ部門の人たちは「代わりに私たちがやるから」と言っていましたが、ご本人は真面目なので「いや、それは申し訳ないです……」と言っていました。
そこで、「今日中に契約書を作ります!明日社内手続きをして、木曜に間に合わせましょう!」と伝えました。
そこでタスク管理が大活躍するわけです。私がタスク管理をする目的の1つ「安全な先送り」を思い切り使いました。
まるで天空の城ラピュタのドーラが、ゴリアテのモールス信号を傍受するためなパズーの家で料理を机の上から全部落としたときのように!(分かる人だけ分かっていただければ…)
その日は他のタスクを予定していましたが、全部先送りできることがツールを見てすぐに判断でき、この案件に即座に着手。集中して取り組み、当日中に契約書を作って送ることができました。
作った契約書についての説明をその方にし終わって「じゃあ、稟議と案件クロージング頑張ってくださいね」と言うと、とてもホッとしたような笑顔で応えてくれました。
自分も子供ができ、その方の心中察するに居ても立っても居られない気持ちになり、つい過集中を起こしてしまいました。でも、良かったなと思っています。
これというのも、タスク管理をしていたからこそできたこと。その日予定していたタスク全部をまとめて先送りできたからこそ。
タスク管理はこんな風に人の役に立てるのだな、と嬉しさに浸りながら帰ることができた一日でした。
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