本の執筆で自己理解を深めた話。
引き続き、「要領が良くないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑(仮)」の執筆を進めています。
本の執筆をする上で、ただひたすらタスク管理のことばかりを書くことはしていません。私にとっては、タスク管理の原理ですべて解決できてしまう!と感じられるのですが、少なくともそういう書き方をすると読者は「またかよ……」と思ってしまいます。
章立てもそれを反映させています。「優先順位のつけ方」「段取りの仕方」といった、仕事上でのタスク管理をメインにする章もあれば、「整理・片付け」「人間関係・会話」といった、タスク管理の成分低めの章もあります。
サンクチュアリ出版の編集者宮崎さんと、共著である「ひらめきメモ」のF太さんと相談してこのような章立てにしたものの、「自分、整理整頓苦手だった!」「人間関係で気を付けていることって、何かあったっけ?」と考えるばかり。「本当にこの本の著者としてふさわしいのか?」と思うまでにも。
でも、じっくり自分の中を深掘りしてみると、書ける内容が出てきたんですね。
苦手だからこそ書けることや、意識していないが自分で習慣化していることがありました。それを、人との会話の中で自分の中で見つけていったのです。
そして、タスク管理をやっていたからできたことがとても多いことに気がつきました。例えば、机の上の整理はとても苦手でしたが、タスク管理をして頭の中を整理することで物も次第に整理されていった……という具合に。
タスク管理をした結果、活動量や思考力がアップしたということになりますね。……などと、結局タスク管理を結論に持ってきてしまうのですが(笑)
ともあれ、本の執筆は、自分の中にあるものを全部出し尽くすよう考えを掘り下げるものだなと実感しています。結果、自己理解が一段と深まっています。
商業出版でなくても、例えばブログのようなものであっても、自分の考えをまとめるのはとても有意義なものだなと感じる今日この頃です。
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