個人のパフォーマンスを高めるのは、何よりも「集中」
重要なことに対して「阻害要因」をすべて、環境から取り除いた状態で仕事ができれば、成果が出るのは当然だ。
そう言う意味で、個人レベルですぐに効果がありそうなのは、環境をコントロールして、仕事を「シングルタスク化する」ことだ。
気の散るものを遠ざけ、割り込みを拒否し、一度に一つのことをとことん集中して行うのが、仕事における環境づくりの基本である。
記事の中でも引用されていますが、元ネタは「マネジメント」で有名なピーター・ドラッカーです。
環境をコントロールして「シングルタスク化」するとは、タスク管理以外の何物でもないな、というのが記事を読んでの私の感想です。ここらへんなど特に。
朝一番に今日のスケジュールを設定し、スケジュールに載っている仕事のみやる。
絶対に他のことをしない。
どうしても緊急でやらなければならない仕事は、スケジュールに入れてから始める。
スケジュールに載せられないものはどうせできない。だから、それ以外のことは、一切手を付けず、一切気にしない。
どうしても緊急でやらなければならない仕事は、スケジュールに入れてから始める。
大事なフレーズなので、大きく書き出しました。
ここでいう「スケジュール」は、タスク管理ツールと読み替えると良いです。
とにかく、あらかじめ決められた予定(それが1分前であっても!)のとおりに動いているという実感が大事なんですね。それは、予定から目をそらさない自分を作り出すためです。
予定外の行動を自分に許可してしまうと、とたんにわき道にそれだすのです。特に私はその傾向が強く、ツールに書いてあったとしても、いや、ツールに書いたそばから、ツールに書いていないタスクを実行しだすのです。こちらをお読みのあなたも、そんな経験ないですか?
だったら意味ないじゃん...と開き直るのもありですが、私はあくまでタスク管理の基本に忠実でありたいのです。つまり、度重なる道草食いをしながらも、できるだけ本道からは外れないで進みたい。このおかげで自分なりに納得いく形で仕事を進めることができているのです。
「どうしても緊急でやらなければならない仕事は、スケジュールに入れてから始める」
これは自分にとって最も大事なことのうちの1つで、同時に自分が最も解決すべき課題です。
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