ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

大きな目標は管理できるタスクか

大きな目標の大きさによりますが、管理できない/しないものと考えています。

GTD本では、粒度の大きい目標、例えば「パイロットになる」「野球選手になる」だとか、将来の夢というべき大きさの目標を「高度の高いタスク」として、それもタスク管理せよ、と言っています。

私は、タスク管理表には書かないです。

そういった高度の高いタスクが無いのではありません。

それをタスク管理表に書こうとすると、それを実現するための道のりの果てしなさが明らかになってしまって気が滅入るんじゃないかと思うからです。

「契約書を作る」ために必要なタスク数は、通常は数個です。
例えば「パイロットになる」だったら、必要なタスクはいくつあるでしょうか。

それも全部書き出しなさいなんて言われた日には、すぐにその目標を投げ出したくなるでしょう。

そういった大きな目標も、もしかしたらメモ等記録を残して頭から移してしまうのが良いのかもしれません。

ただ、私は、そういう夢のようなものこそ、頭の片隅に常駐させておくものなんじゃないかと思っています。

その夢につながる高度の低い(=より現実的な)タスクは書き出して実行し、完了するごとに頭の中で「また少し、夢に近づいた」と嬉しがります。

私にとって、GTDとそのタスク管理表は、あくまで仕事の実務に対処するシステムに過ぎない存在なのかもしれません。

GTDの位置付けは人それぞれで良いので、それでも全く問題ないとかんがえています。

大事なことはGTDやタスク管理表を使って、確実に前へ進んでいるかどうか、だと思います。

大きな目標や夢が無ければ無いで良い。毎日何か小さなことでも成し遂げられることに、まずは価値があります。

何もできない、日常の小さな頼まれごとすらやれる自信が無いと思い込んで自分を追い詰めてしまった経験があるからこそ、心底そう思います。