ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

メンタルブロックをタスク管理で外す仕組み

メンタルブロック

人間が何か行動等を起こす場合に、出来ない、ダメだ、無理だと否定的に考えてしまう思い込みによる意識の壁、あるいは抑止・制止する思考のこと。

 

メンタルブロック=ブラマヨの漫才
メンタルブロックというと、私はブラックマヨネーズの漫才を思い出します。

 

ブラマヨの漫才は、ボケの吉田さんが「オレ、めっちゃモテたい」といった願望を言うところから始まります。そして、それに対してツッコミの小杉さんが「だったらこうすれば良い」というアドバイスをします。それに対して「でもなぁ……」と心配事を吉田さんが言い、「だったらこうすればいいじゃないか!」と小杉さんが突っ込んで、という繰り返しです。

 

心配事があらぬ方向に進展していき収拾つかなくなるまでネタがインフレしたら、吉田さんが「もう、かかりつけの皮膚科に相談するわ」と言って終わります。この「でもなぁ……」以降の吉田さんのボケがメンタルブロックです。

 

自分で自分を縛る
つまり、余計なこと考えて、その考えで自分を縛ることがメンタルブロックだということです。余計なこと考えてないでチャッチャと動きなさい!と言われているときの「余計なこと」です。

 

誰でもメンタルブロックはありますね。「石原さとみと結婚したい!」と思う反面、「そんなことできないよなぁ」と押しとどめる。正常な反応です。ただ、この押しとどめる作用が強すぎると、自分のやりたいことが何もできないという状態を自ら作ってしまいます。

 

一歩踏み出す勇気ではなく、一歩踏み出せる環境を作る
そこで言われるのが「勇気を出して!」という言葉です。勇気を出すことができれば、ちょっと難しいなと思うことでも実行に移せることが多いです。しかし、勇気を出してといってボロンと出せるようなものではありません。5%の確率で出せるようなものでもありません(あくまで勇気の話です)。自分のコントロールが効かないんですね。

 

であれば、別の方法で簡単に取り掛かれるようにするのがいいですね。一歩踏み出せる「環境」を作りだせば、簡単に取り掛かることができるでしょう。そのためには、始めの一歩のハードルを低くしてやれば良いわけです。

 

タスクの分解でハードルを低く
これには、タスク管理GTDにおける「タスクの見極め」が非常に有用です。はじめの一歩、つまりネクストアクションを小さな単位の具体的な行動に刻んでいくのです。一歩踏み出せる環境はこうして作ることができます。

 

こうしてメンタルブロックを外していくことができる、という実感を私は強く覚えます。タスクを分解したら、あとはそれを無心で実行するだけ。余計な雑念は排除できます。しかもタスク管理の凄い所は、こうやって実行すればするほど、自分の成功体験を積むことができて、自己肯定感を高め続けることができます。その結果、自分の行動に自信が持てるようになり、ますますメンタルブロックが外れやすくなります。以前と比べて「でもなぁ……」と頭の中でブラマヨが漫才を始めてしまうことがとても少なくなりました。

 

この、メンタルブロックが外れた状態で、無心でタスクを実行し続ける感覚、結構ゾクゾク気持ち良いものです。よろしければ、ご一緒に。